パリ五輪出場を懸けた女子バスケットボール世界最終予選

　パリ五輪出場権を懸けた女子バスケットボールの世界最終予選・最終戦が11日にハンガリーのショプロンで行われ、世界ランク9位の日本代表は同5位カナダに86-82で勝ち、3大会連続の五輪出場を決めた。敗れたカナダのビクトル・ラペーニャヘッドコーチ（HC）は「日本、おめでとう」と祝福。「この試合で違いをもたらしたのは彼女だった」と馬瓜エブリンを絶賛したとFIBA公式サイトが伝えている。

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　日本は前半を4点リードで折り返すと、勝負の最終クォーター残り39.7秒で山本麻衣がビッグプレー。執念でボールを拾い、体勢を崩しながらも得点して5点差をつけた。日本は山本、エブリンが21得点。宮崎早織が16得点など攻撃を牽引し、見事にパリ五輪出場を決めた。

　FIBA公式サイトでは「日本がクラシックでカナダを破り、パリ2024への切符を獲得し歓喜」との見出しで記事を掲載。日本を称えるラペーニャHCのコメントも伝えられた。

　祝福を送ったラペーニャHCは「彼女たちは素晴らしいチームで、今日アメージングなプレーをし、解決策を見出していた」と脱帽。「エブリンには特別な祝福をしたい」と個人名も挙げ「この試合で違いをもたらしたのは彼女だった」とプレーでも気迫でも日本を引っ張った活躍ぶりに言及した。

「私は自分のチームと、彼女たちが今日やったことを誇りに思っている。これから私たちは、（パリ2024に）入れるか外れるか待つことになる」と語っていたラペーニャHC。この後に行われたスペイン―ハンガリー戦でスペインが勝利したため、カナダもパリ五輪出場権を獲得した。