世界的SOバレットが餅つきに挑戦

　日本リーグで活躍中の世界的ラグビー選手が、日本の伝統的行事の奥深さを実感した。リーグワンのトヨタヴェルブリッツに所属するSOボーデン・バレット（ニュージーランド）が所属チームで餅つきに挑戦した動画を自身のインスタグラムで公開。「すごい信頼」と連係に驚きを見せている。

　タイミングを合わせた。白の半袖シャツに黒のジャージー、スニーカー姿のバレットが手にしたのは、餅つき用の杵。餅が入れられた石製の臼に目がけて、周囲の「ハイ、ハイ」という掛け声とともに左手前で振り下ろした。餅の「返し手」と呼吸を合わせ、力強く餅をついていく。サポーターが巻かれている左膝に負担がかからないように、丁寧につきあげた。

　バレットは自身のインスタグラムのストーリー機能に動画を公開。返し手とのタイミングを合わさなければならない怖さはあるが、絶妙な掛け合いだったこともあり、英語で「すごい信頼」と記し、日本語でも「おみごと！！」と絵文字付きでキャプションを添えた。

　オールブラックスとしてW杯に3度出場経験があるバレットは、1月にも夫人や娘たちと大阪観光に出かけた様子をインスタグラムで紹介。名物のたこ焼きなどを味わっていたが、今回触れた新たな日本の文化には、また違った驚きを感じたようだ。