シャラポワ、論争火消しならず 全仏出場の可能性に選手から反発「許されない」
シャラポワはグランドスラムだけにこだわらず「マドリッドもローマも重要」
ただ、「Tennis」によれば、批判が付いて回るシャラポワだが、メジャー大会出場だけを見据えているわけではないという。
シャラポワは今後、マドリッド、ローマの大会にもワイルドカードで出場予定で、この2試合の結果がウィンブルドン出場を左右することになると説明。マドリッドで準決勝に進出すると350ポイント、ローマで準決勝に進出すると300ポイントが得られ、この2つを合算すると世界ランクは104~112位まで上昇することが見込まれるが、この結果はウィンブルドン出場の可能性を高めることになるという。
しかし、シャラポワ自身は「現時点ではマドリッドもローマも、グランドスラムと同じくらい重要だと思っています。こういった戦いをこなしていくことが今の私には必要なんです」とグランドスラムだけにこだわらず、実戦の場を積んでいくことの重要性を強調した。
ドーピング違反が発覚する前にはグランドスラム5勝を挙げているロシアの妖精。うち2勝を全仏でマークしているが、ワイルドカードで得意の舞台に立つことはできるのか。賛否の声が上がっている今後の動向が注目される。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer