スタントンのダメ押し弾は時速189キロの驚速弾

　この男やはり、怪物だ。米大リーグ、ヤンキースは3日（日本時間4日）、本拠地でのワイルドカードゲームでアスレチックスを7-2で破り、地区シリーズ進出を決めた。8回に主砲・ジャンカルロ・スタントンが左翼席へとんでもない一撃を放った。MLBは公式ツイッターでダメ押しとなった驚速弾の動画を公開。ファンを仰天させている。

　月まで届きそう――。それくらい強烈な一撃がニューヨークの夜空に舞い上がった。4点リードの8回、先頭で打席に入ったスタントンは、右腕トライネンの、真ん中付近に甘く入ってきた89.7マイル（約144キロ）のスライダーを完璧に捉えた。ロケットのような勢いで、高々と舞い上がった打球は、左翼2階席へ到達。打球速度117.4マイル（約189キロ）、飛距離443フィート（約135メートル）の驚異の一発で勝利の行方を決定づけた。

　MLB公式ツイッターは「スタントンの一打は月へ」とつづり動画付きで速報。同じく動画を掲載したヤンキースの公式ツイッターにもコメントが続々。現地のファンを仰天させ、熱狂を起こしている。