解雇されたLA紙記者、大谷翔平取材で忘れられない光景 日本の報道陣が「ワオ!という感じ」
米カリフォルニア州で発行されている有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」でエンゼルス番を務めていたサラ・バレンズエラ記者が、米野球専門ポッドキャスト番組に出演。大谷翔平投手(現ドジャース)らを追いかけた取材の思い出を振り返った。人員削減のあおりを受けて解雇されたばかりの同記者は、「野球ファンとして、ジャーナリストとして、2023年シーズンを目撃できたのは素晴らしかったし、幸運だった」と感謝の言葉を述べた。
ロサンゼルス・タイムズの元エンゼルス番バレンズエラ記者が米ポッドキャスト番組に出演
米カリフォルニア州で発行されている有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」でエンゼルス番を務めていたサラ・バレンズエラ記者が、米野球専門ポッドキャスト番組に出演。大谷翔平投手(現ドジャース)らを追いかけた取材の思い出を振り返った。人員削減のあおりを受けて解雇されたばかりの同記者は、「野球ファンとして、ジャーナリストとして、2023年シーズンを目撃できたのは素晴らしかったし、幸運だった」と感謝の言葉を述べた。
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米ニューヨーク市クイーンズ出身のバレンズエラ記者は、ニューヨーク州地元紙「デイリー・ニュース」でヤンキースやメッツのバックアップ記者を務めた後、ロサンゼルス・タイムズに移籍。2022年6月からエンゼルスの番記者を務めた。しかし、23日(日本時間24日)、ロサンゼルス・タイムズがニュース部門115人の解雇を発表。バレンズエラ記者もその中に含まれていた。
26日(同27日)、米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演したバレンズエラ記者はエンゼルスの番記者になった当時のことを回顧。ちょうど14連敗を脱した直後のことで「奇妙な雰囲気だった」と振り返っている。
選手との関係も深くなった2023年シーズン。「最初はみんな昼も夜もとてもハッピーだったけど、シーズンが進むにつれて、『私は疲れたし、あなたたちもおそらく疲れている』という感じになった」と雰囲気に浮き沈みがあったという。それでも「良いことも悪いことも全て含めて、野球ファンとして、ジャーナリストとして、2023年シーズンを目撃できたのは素晴らしかったし、幸運だった」と感謝した。
ニューヨークとアナハイムの取材環境については「とっても違った」と証言するバレンズエラ記者。「米国のメディアに関して言えば、(アナハイムのほうが)遥かに少なかった。私を含めて4人だけ。でも、ショウヘイ・オオタニのためだけに日本のメディアがかなり沢山いた。『ワオ! みんな彼が行くところどこでも追っかけるのね』という感じだった」と驚いたという。
同記者は昨年9月、大谷が右脇腹を痛めた翌日に行われたチームの写真撮影で“影武者”を立てたことを発見、自身のXで「フォトデーにはオオタニの代役がいたようだ」と伝えるなど、日本のファンの間でも知られる存在だった。
(THE ANSWER編集部)