ソウルシリーズの企画時、目玉はキム・ハソンの凱旋だったが…

　大谷翔平投手が所属する米大リーグのドジャースは、3月20日に韓国・ソウルで開幕戦を迎える。相手はダルビッシュ有投手の所属するパドレス。大リーグの韓国専門アカウント大リーグの韓国専門アカウント「MLB korea」では、X（旧ツイッター）やインスタグラムでこの「ソウルシリーズ」のポスターを公開。韓国人のスター選手を押しのけて大谷がど真ん中に起用されており、世界のファンから様々な声が上がっている。

　ソウルシリーズの日程発表とともに公開されたこのポスターは、ドジャースのユニホーム姿の大谷が最も大きく、ど真ん中に起用されている。右に昨季大リーグでゴールドグラブを獲得したパドレスのキム・ハソン内野手、左には韓国代表で今後主力に成長することが期待されているウォン・テイン投手（サムスン）を従え、現在の韓国のスターを押しのけた格好だ。

　これに韓国のファンからは「ソウルシリーズなのにキム・ハソンじゃないの？」「何で真ん中が大谷なの？　キム・ハソンじゃないの？」というコメントが。ソウルシリーズのカードが決まった段階では大谷はドジャースにおらず、キム・ハソンの凱旋が最大の注目だったのだから無理もない。

　また、26日に開幕戦のチケットが発売になるとアナウンスされたにもかかわらず、25日の午前中になっても座席割と価格が発表されておらず「早く価格を出してほしい」という声も。入場券の購入には韓国の動画配信サイト「クーパンプレイ」の会員になるのが必須で、これには韓国の携帯電話番号が必要となるため、国外からの購入は事実上不可能となっている。

　そのため英語でも「なぜチケットが買えないんだ」「外国のファンはチケットを買えないの？（台湾からです）」といった声も。球場の収容人数が少ないこともあり、プラチナ化することが目に見えているチケットを巡っての混乱は、しばらく収まりそうにない。