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サッカーアジア杯隣国でもう一つの日本代表が快進撃 物が投げ込まれ2度中断の大荒れ激闘でアジアV王手【ハンドボールアジア選手権】

サッカー日本代表が決勝トーナメント進出を決めたカタールの隣国バーレーンで、ハンドボール男子日本代表が快進撃を見せている。アジア選手権の準決勝が23日(日本時間24日)、バーレーンのイーサ・タウンで行われ、日本は地元バーレーンと対戦。20-17と逆転勝ちし、04年大会以来20年ぶりの決勝進出を果たした。45年ぶりのアジア制覇を目指す決勝は25日(日本時間26日)、大会5連覇中の王者カタールと対戦する。

決勝進出を喜ぶ部井久(左)ら日本の選手たち【写真:JHA/Yukihito Taguchi】
決勝進出を喜ぶ部井久(左)ら日本の選手たち【写真:JHA/Yukihito Taguchi】

アジア選手権準決勝で地元バーレーンに20-17で逆転勝ち

 サッカー日本代表が決勝トーナメント進出を決めたカタールの隣国バーレーンで、ハンドボール男子日本代表が快進撃を見せている。アジア選手権の準決勝が23日(日本時間24日)、バーレーンのイーサ・タウンで行われ、日本は地元バーレーンと対戦。20-17と逆転勝ちし、04年大会以来20年ぶりの決勝進出を果たした。45年ぶりのアジア制覇を目指す決勝は25日(日本時間26日)、大会5連覇中の王者カタールと対戦する。

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 いわゆる「完全アウェー」だった。スタンドはバーレーンのサポーターで超満員、拡声器を使った応援がアリーナに響き渡る。バーレーンの攻撃時は大歓声、日本がボールを持つと大ブーイング。コートに物が投げ込まれ、試合は2度も中断した。

 それでも、日本は強かった。ともにディフェンスがよく、両GKが好守を連発してロースコアの争い。前半9-11と2点のビハインドで折り返したが、後半徐々に点差を詰めて残り5分で逆転。最後まで集中力を切らさず、20-17と3点差をつけて逃げ切った。アジア王座奪還に王手をかけた選手たちは、大荒れのスタンドを避けるようにコート中央で喜びを爆発させた。

 昨年10月、日本はカタールで行われたパリ五輪アジア予選で1位となり、36年ぶりの予選突破を決めた。さらに、今大会は1次リーグから安定した強さを発揮。イラクとは引き分けたものの、サウジアラビア、インドを破り2勝1分けの1位で2次リーグに進出した。

 2次リーグではイラン、UAEにともに逆転勝ちし、早々と準決勝を進出を決めた。最低限の目標だった来年の世界選手権出場権(ベスト4以上)を獲得すると、カタールとの試合はこれまで出場機会の少なかった若手を軸に戦いながら、終了間際のゴールで引き分けた。

 東江雄斗主将(30=ジークスター東京)の合流がコンディション不良で遅れ、若きファンタジスタ、安平光佑(23=ヴァルダル)が負傷で途中離脱、それでもチームは苦しみながらも勝ち進んだ。中1日で試合が続く厳しいスケジュールを経験し「チーム力が上がってきたのを感じる」と東江主将。五輪に向けて「結果よりも内容を重んじる」と話していたダグル・シグルドソン監督も新戦力の活躍を満足そうに見つめていた。

 パリ五輪に向けて、その進化が目に見えてきた「彗星JAPAN」。たくましさを増した日本代表が「アジア王者」として五輪に乗り込むために王者カタールに挑む。(荻島 弘一)

(THE ANSWER編集部)

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