アジア杯の裏でまさかの“神の手”ゴール未遂 完全な反則も大喜び、英紙「悪名高きハンド再現」
日本代表も参加しているアジアカップはグループリーグの戦いが最終盤を迎えているが、同じ時期に開催されているアフリカネイションズカップ(AFCON)で“神の手ゴール”を試みた選手が注目を集めている。見事にゴールネットを揺らし、アルゼンチンの伝説FWディエゴ・マラドーナ氏を思い出させたが、VARの介入もあってハンドが発覚。ゴールは取り消しとなった。
アフリカネイションズカップでまさかの出来事
日本代表も参加しているアジアカップはグループリーグの戦いが最終盤を迎えているが、同じ時期に開催されているアフリカネイションズカップ(AFCON)で“神の手ゴール”を試みた選手が注目を集めている。見事にゴールネットを揺らし、アルゼンチンの伝説FWディエゴ・マラドーナ氏を思い出させたが、VARの介入もあってハンドが発覚。ゴールは取り消しとなった。
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完全にハンドだ。現地23日に行われたグループCのガンビア―カメルーン戦。後半アディショナルタイムにそれは起きた。2-3と1点を追っていたガンビアは、左からのCKにモハメド・サネーが合わせた。見事にゴールネットを揺らし、両手を突き上げて大喜びだ。しかし、相手は全く納得がいっていない。それもそのはず、サネーは頭ではなく、右手でボールに触れてコースを変えていたからだ。
1986年メキシコW杯でマラドーナ氏が見せた“神の手ゴール”のような形。当然VARの介入の後、ゴールは取り消しとなり、サネーにはイエローカードが提示された。英紙「デイリー・スター」は「AFCONのスターが『VARのことを忘れ』大胆な悪あがきの“神の手”ゴールを試みる」との見出しで記事を掲載している。
劇的な同点弾を狙っての行動を「大胆にも“神の手”を使って望みをつなげようした」と紹介。「サネーは、マラドーナが1986年のW杯準々決勝イングランド戦で見せた悪名高いハンドによるゴールを再現した。彼はコーナーからボールをパンチし、ネットに叩き込んだ」とまさかのシーンを描写した。
得点後は喜びを身体で表現していたサネーについては「VARが違反ゴールを無効にすることが明らかであるにもかかわらず、お構いなく向きを変えてセレブレーションを披露した。あるファンは『このガンビアの紳士はハンドのためにVARがあることを忘れていた』とジョークを飛ばした」と指摘していた。
「サネーは自分のことを全盛期のマラドーナだと思っていた」「AFCONでマラドーナの神の手が。この大会は一体どうなっているんだ?!」「VARが全ての動きを見ているときに神の手を試みるなんて。AFCON以外のところでこのレベルのエンターテイメントを見つけることは決してできない」との海外ファンのコメントも紹介されている。結局同点に追いつけなかったガンビアは2-3で敗戦。勝ち点0で最下位となり、グループステージ敗退が決まった。
(THE ANSWER編集部)