挑戦者のカニサレス退け、具志堅用高に並ぶ世界戦14勝目

　ボクシングのWBA＆WBC世界ライトフライ級（48.9キロ以下）タイトルマッチ12回戦が23日、エディオンアリーナ大阪で行われ、2団体統一王者の寺地拳四朗（BMB）が元WBA正規王者でWBA1位＆WBC2位のカルロス・カニサレス（ベネズエラ）を2-0の判定勝ちで下し、2団体の防衛に成功した。ただこのファイトは激しい打撃戦となり、寺地が自ら公開した試合前後の顔つきの変化にファンの驚きの声が集まっている。

　序盤はお互い様子を伺いながらの展開だったが、寺地は3回にカニサレスの拳を左顔面に受け座り込む場面があった。6回にもコーナーに追い込まれ守勢となる時間が続いた。カニサレスの積極的なパンチに苦しめられ、具志堅用高に並ぶ世界戦14勝目をこそつかんだが、寺地のダメージも相当なものだった。

　寺地は試合後「たくさんの応援ありがとうございました！！　チームや応援してくれた皆に感謝です　カニサレス選手強かったー　とりあえず顔がー　こんなんなった」として、試合前後の“ビフォーアフター”の顔写真を自身のインスタグラムに掲載した。

　試合後の方は右まぶたが目を開けているのかわからないほど腫れ、鼻筋も真っ赤で傷跡も見える。顔中に打痕が残り下唇も垂れ下がるなど、戦いの激しさを物語る姿だ。これにファンからは多数のコメントが寄せられた。

「いつも綺麗な顔のまま勝ってるけどこんなになるなんて」
「痛そう　でも感動しました」
「こんな顔になる拳四朗くんは初めて」
「大事なお顔が…痛々しいけど、ゆっくり養生してイケメン君に戻って来て下さい」

　また「素晴らしい打ち合いでした。おめでとうございます」「最後まで戦う姿、カッコよかった！」と激闘を称える声も集まっていた。

　試合から一夜明け会見に臨んだ寺地は「腫れはそこまで。もっと腫れると思っていた。赤くなっている。痛いは痛い。なるべく早く治らへんかなって（笑）。みんなに言いました、ボクサーっぽくなったって（笑）。今後もこうなりたくはないけどしょうがない。なるべくもらわないように頑張ります」と話していた。