米ゴルフで“ギャンブル”失敗 無情の池ポチャとなった38歳の選択に溜息「なぜ挑戦しようと…」
米男子ゴルフツアーのザ・アメリカンエクスプレスは21日(日本時間22日)に米カリフォルニア州ラキンタのピート・ダイ・スタジアムC(7187ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われた。難コースで知られるだけに、トラブルも続出。17位で出た38歳のクリス・カーク(米国)は残り2ホールのところでまさかの形で“池ポチャ”に見舞われた。そのショットに対し、海外ファンから「私たちと同じ」「なぜトライしようと思ったの?」といった反響が寄せられている。
米男子ゴルフ、ザ・アメリカンエクスプレス最終日
米男子ゴルフツアーのザ・アメリカンエクスプレスは21日(日本時間22日)に米カリフォルニア州ラキンタのピート・ダイ・スタジアムC(7187ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われた。難コースで知られるだけに、トラブルも続出。17位で出た38歳のクリス・カーク(米国)は残り2ホールのところでまさかの形で“池ポチャ”に見舞われた。そのショットに対し、海外ファンから「私たちと同じ」「なぜトライしようと思ったの?」といった反響が寄せられている。
魔物が潜んでいた。最大高低差5.5メートルにも及ぶ“モンスター”バンカーもあるコースのもう一つの難所が、17番パー3などに存在するクリーン横の岩場。クリーンからこぼれると、カラーやラフではなく、ごつごつとした岩がむき出しになっているつくりで、多くのゴルファーの泣き笑いを生んできた。そこに今年捕まってしまったのがカークだった。
16番終了までこの日は4バーディー、3ボギーでスコアを伸ばした状態だったが、17番はティーショットをやや左に曲げ、グリーンに着弾したものの、ボールはグリーンからこぼれ、やや平らな岩の上で止まった。それでもカークはドロップを選択せず、そのままのライで2オンを狙った。しかし、ボールは無情にも目の前の岩に当たり、グリーンとは反対方向の池へ。“ギャンブル”からの悲劇を目の当たりにしたギャラリーからは溜息が漏れた。
PGAツアーの公式インスタグラムは「何が起こるかわからない」とつづって動画を公開。海外ファンからの反応もさまざまだ。
「これ、やったことある」
「私だったら、岩に跳ね返って頭に当たって、自分が水の中に落ちていたかも」
「私もこれをやって、同じ結果になったと思う」
「もし同じことがトーナメントで起こったら泣いてしまう」
「ゴルフは難しいね」
「なぜトライしようと思ったのか!?」
「ドロップぺナルティを選択するべきだったね」
「私たちと同じ!」
結局、このホールのカークはカップインまで6打を擁し、痛恨のトリプルボギーで後退。最終18番パー4でバーディーを奪ったものの、通算16アンダーの47位で終えた。優勝は通算29アンダーまで伸ばした20歳のアマチュア、ニック・ダンラップ(米国)。後続の追い上げをしのぎ、1991年のフィル・ミケルソン以来33年ぶりとなるアマチュア制覇となった。
(THE ANSWER編集部)