ロッテ公式YouTubeにソフトバンクのリチャードが登場

　オフシーズンの選手の様子を伝えているプロ野球・ロッテ公式YouTubeチャンネルで、他球団の選手が主役となる異例の動画が公開された。長崎市で行われている合同自主トレに参加している小島和哉投手の指名が発端となり、ソフトバンクのリチャード内野手の練習などを撮影。球団の垣根を越えた交流には「マリーンズ公式でまさかのリチャード特集」などと反響が集まっている。

　ロッテからは小島、本前郁也、高野脩汰の3投手が参加している長崎での合同自主トレ。他球団の選手も数多くいる中、広報カメラに面白い選手を聞かれた小島が「確実にリチャードです」と指名したのが始まりだった。

　室内での体幹トレーニングからリチャードを主人公として動画は進む。表情は真剣そのものだ。続いてグラウンドでのトレーニングに移行。小島は「身体に似合わず面白かったのでマウンドで笑わないように気を付けます」と、公表189センチ、123キロの巨体を誇るリチャードについて語っていた。

　リチャードは野球少年たちが見守る中でバッティングも披露。軟球でも関係なく、豪快にスタンドインさせて見せた。沸き立つ子供たち。一瞬で人気者になったリチャードは自ら「ホームラン、ホームラン、リチャード！」のコールを煽るなど盛り上げた。

　最後はリチャードが書いた絵馬が登場。「僕の周りの皆が元気で健康でありますように」との言葉と「野球で1軍定着して、1軍プレイヤーになりますように。30本！　リチャード」と今季の目標がしたためられていた。

　珍しい他球団の選手がメインの映像。オフシーズンならではの動画がロッテ公式YouTubeチャンネルに公開されると様々なコメントが書き込まれた。

「マリーンズ公式が開幕前から攻めの投稿」
「野球界を盛り上げようという気持ちが伝わってくる」
「マリーンズ公式でまさかのリチャード特集」
「土日ということで少年たちも集まって微笑ましい風景ですね」
「リチャード、いい人だ」
「チームの垣根こえての和気あいあいが自主トレシーズンのいいとこだね」
「リッチーが打った時の小学生の反応がかわいすぎる笑」

　昨年だけでも190本を超える動画を投稿し、視聴数も合計2700万回を突破していたマリーンズ公式YouTubeチャンネル。今年も野球ファンを楽しませている。