未だ大谷グッズ売られるエ軍本拠地の悲哀 LA紙皮肉「在庫一掃セールなし」ポスターも昨季のまま
米大リーグ・ドジャースはFA戦線の目玉だった大谷翔平投手、山本由伸投手ら、大物選手を次々と獲得。4年ぶりのワールドシリーズ制覇へ異次元の補強を行っているが、地元カリフォルニア州のロサンゼルス・タイムズ紙は「ドジャースとその他のみんな」と題して“脇役”となるカリフォルニア州を本拠地とする4球団について辛辣なコラムを掲載し、大谷の古巣・エンゼルスについても言及している。
LAタイムズ紙「ドジャースとその他のみんな」
米大リーグ・ドジャースはFA戦線の目玉だった大谷翔平投手、山本由伸投手ら、大物選手を次々と獲得。4年ぶりのワールドシリーズ制覇へ異次元の補強を行っているが、地元カリフォルニア州のロサンゼルス・タイムズ紙は「ドジャースとその他のみんな」と題して“脇役”となるカリフォルニア州を本拠地とする4球団について辛辣なコラムを掲載し、大谷の古巣・エンゼルスについても言及している。
筆者のビル・シャイキン記者が最近訪れたエンゼルスタジアムは静まり返り、チケット売り場近くのポスターは未だ2023年の無料配布グッズを宣伝するものが貼られていたという。「その中にはショウヘイ・オオタニのボブルヘッド人形、オオタニのバッグ、オオタニのTシャツ、オオタニのブランケットが含まれていた」と大谷が去ったことのむなしさに触れた。球団ストアはMVP記念Tシャツなど、さまざまな大谷のグッズが売れられており、「在庫一掃セールはなかった」という。
そんなエンゼルスは9年間勝ち越しがなく、15年間ポストシーズンで1勝もしていないと指摘。かつて長くエンゼルスの広報担当副社長を務めていたティム・ミード氏は「それは事実だ」と現実を直視しながら「それは未来ではない。だから、バックミラーは小さく、フロントガラスは大きいんだ(過去より未来を見るのが大切であるという意味)」と前を向いているという。
今季はロン・ワシントン新監督を迎え、23歳以下のローガン・オホッピー捕手、ザック・ネト遊撃手、ノーラン・シャヌエル内野手が起爆剤になる可能性を秘めている。「エンゼルスにとっては、望みは予期しないところから来るかもしれない」と記事では言及。球団ストアで販売されているユニホームは大谷かトラウトが大半だが、昨季終盤にかけて自分の好きな選手の名前を入れられるコーナーではオホッピーの名前が増えていたという。
大谷は去ったものの、トラウトは健在。さらにオホッピーら若手の台頭で巻き返しはなるか。
(THE ANSWER編集部)