今年30歳の大谷翔平は「あと何年、投打両方できるか」 二刀流耐久年数に殿堂入り213勝投手が関心
米大リーグ・ドジャースに加入した大谷翔平投手について、殿堂入り投手のジョン・スモルツ氏が語った。その中でドジャースの超巨額契約の狙いについて見解を述べ、「あと何年間、投げて打ってできるのか」と今年30歳になる二刀流の耐久年数に関心を示した。
殿堂入り投手のジョン・スモルツ氏が米メディアに語る
米大リーグ・ドジャースに加入した大谷翔平投手について、殿堂入り投手のジョン・スモルツ氏が語った。その中でドジャースの超巨額契約の狙いについて見解を述べ、「あと何年間、投げて打ってできるのか」と今年30歳になる二刀流の耐久年数に関心を示した。
米スポーツメディア「クラッチポインツ」で独占インタビューに応じたスモルツ氏。1990年~2000年代にかけてブレーブスで活躍し、通算213勝&154セーブと先発・抑えで名を馳せたレジェンドだ。大谷は10年総額7億ドル(約1014億円=当時)の超巨額契約を結びながら、その大半を10年後以降に支払うという形態が話題を呼んだが、インタビューではその契約についての意見を問われた。
スモルツ氏は「非常にユニークだ。このようなものは今まで見たことがない。これからまた見ることがあるかどうか分からない」と驚きながら「これが契約を結ぶ新しい道になると考える人もいるかもしれないが、私はそうは思わない。彼は非常にユニークな選手で、彼の能力がドジャースにこの契約を結ばせ、さらに多くの選手を獲得することを可能にした。なぜなら、オオタニ自身が球界で最高の選手だからだ」と見解を述べた。
今季はトミー・ジョン手術明けで野手に専念する見通し。スモルツ氏は「だから、それ以降の年がどうなるかが興味深い。あと何年間、投げて打ってできるのか」と二刀流の耐久年数に興味を示し、「ドジャースは1度ではなく複数回(ワールドシリーズ)優勝するためにオオタニや他の選手と契約したと私は思う。複数回の優勝が、この契約のドジャースにとっての価値を定義づけると思う」と言及。世界一を複数回達成する必要性を訴えた。
「もちろん、ビジネスの面もある。マーケティングの面もある。しかし、彼は私たちの世代で最高の選手であり、史上最高の選手であるかもしれない。彼がどれだけ長く投打両方できるかは、時が教えてくれる……彼が特別なのは、もちろん投打両方できるからだ」と改めて大谷について評価した。
一方で、今一番のお気に入りの打者と投手を問われると、ジェイコブ・デグロム、ゲリット・コール、クレイトン・カーショーらメジャーを代表する投手たちの名前を挙げながら、「結論を出さないといけないなら、ジャスティン・バーランダーと言うかな。オオタニを除いたのは彼が特別な選手だからだ。打者についてはロナルド・アクーニャJr.かな」と大谷に対する敬意も込めながら明かしていた。
(THE ANSWER編集部)