大谷翔平&山本由伸を逃した金満メッツの年俸事情 退団した高額投手2人に66億円超支払いの珍事
米大リーグのドジャースは今オフ、大谷翔平投手を10年総額7億ドル(約1014億円=発表当時)、山本由伸投手を12年総額3億2500万ドル(約463億円=同)という巨額で獲得するなど異次元の補強を進めている。一方、両者の移籍先有力候補になっていたのがメッツだ。昨季の年俸総額が30球団ダントツだった“金満球団”は、今季年俸トップ5のうち2人が他球団の選手という珍事が起きている。
メッツは他球団に計66億円以上を支払い
米大リーグのドジャースは今オフ、大谷翔平投手を10年総額7億ドル(約1014億円=発表当時)、山本由伸投手を12年総額3億2500万ドル(約463億円=同)という巨額で獲得するなど異次元の補強を進めている。一方、両者の移籍先有力候補になっていたのがメッツだ。昨季の年俸総額が30球団ダントツだった“金満球団”は、今季年俸トップ5のうち2人が他球団の選手という珍事が起きている。
ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者はXで「2024年のメッツの年俸トップ5」を伝えた。1位はフランシスコ・リンドーア内野手の3200万ドル(46億3568万円)。一方、2、3位には注釈をつけてこう紹介した。
「2位:バーランダーの2500万ドル(約36億2162万円)、アストロズに支払われる。3位:シャーザーの2083万ドル(約30億1753万円)、レンジャーズに支払われる」
メッツは昨季シーズン途中、球界トップの年俸4333万ドル(約62億7700万円)だったジャスティン・バーランダー投手をアストロズに、マックス・シャーザー投手をレンジャーズにトレードし、若手有望株を獲得。しかし、ニューヨーク州地元放送局「スポーツネット・ニューヨーク」によると、今季は両投手が他球団でプレーするにもかかわらず、計66億円以上を払わなければならないという。
ちなみにシャーマン記者は、4位が昨季46本塁打のピート・アロンソ内野手の2050万ドル(約29億6973万円)、5位が昨季OPS.829を記録したブランドン・ニモ外野手の2025万ドル(約29億3351万円)と伝えた。
スポーツ選手の契約にフォーカスした米データサイト「スポトラック」によると、昨季のメッツの年俸総額は3億4360万5067ドル(約545億円)。2位ヤンキースの2億7865万1150ドル(約403億円)に大差をつけた。今季年俸総額は現時点で2億6954万6859ドル(約390億円)と推定され、ヤンキースに次ぐ2位に後退。ドジャースは2億953万1666ドル(約303億円)で7番手となっている。
(THE ANSWER編集部)