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大谷翔平退団の今「トラウトを放出すべき」 再建ムードなきエ軍に米提言「不吉な前兆感じないと」

エンゼルスで大谷翔平投手とのコンビが「トラウタニ」と称された主砲のマイク・トラウト外野手を「トレードすべき」との声が上がっている。米国の専門メディアが「トレードするなら今であるべき」と、あくまでトレードはないとする球団のスタンスに疑問を呈している。

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】

現有戦力も有望株も足りないが…なぜか再建に入らないエンゼルス

 エンゼルスで大谷翔平投手とのコンビが「トラウタニ」と称された主砲のマイク・トラウト外野手を「トレードすべき」との声が上がっている。米国の専門メディアが「トレードするなら今であるべき」と、あくまでトレードはないとする球団のスタンスに疑問を呈している。

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が球界のトレード展望を行う記事で「エンゼルスはマイク・トラウトをトレードすべき」として伝えている。

 記事によると、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMはあくまでトラウトはエンゼルスに残るとしているのだという。今季のチーム成績は73勝89敗でア・リーグ西地区4位。優勝したアストロズには17ゲーム差をつけられた。その上、オフにはフリーエージェント(FA)となった大谷が流出したにも関わらず、再建モードに入る気配がない。

 記事は「エンゼルスは、自身の優勝争いスケジュールについて甘い考えをする余裕が本当にない。彼らは来季ア・リーグで下から4番目のチームだと予想されており、偶然にもMLB全体で下から4番目のファームシステムを持っている」として、現有戦力も、将来主力になるべき有望株も足りないと指摘している。

 さらに「トラウトのトレードに関するミナシアンのスタンスは、3度のMVP自身から知らされたものかもしれない」として、トラウト本人が移籍を望んでいないのではと推測している。12年総額4億2650万ドル(約618億円)の契約には完全なトレード拒否権が入っているのだという。

 そして、トラウトのトレードが実現しない理由はもう一つ考えられるとしている。「ミナシアンGMの(放出しないという)スタンスが、彼とアート・モレノオーナーによる純粋な頑固さから来たものであった場合」だ。

 トラウトは昨季、82試合の出場で18本塁打、打率.263に終わった。記事は「彼らは不吉な前兆を感じなければならない。チームが望みのない位置にいるだけでなく、トラウトの全盛期は明らかに終わりつつある。彼をトレードするなら、それは今であるべきだ」と提言している。

(THE ANSWER編集部)


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