日本の高校サッカーに中国ファン仰天の理由 伝統の数字「102」&「5.5万」に「我々の負けだ」
第102回全国高校サッカー選手権は8日、東京・国立競技場で決勝が行われ、青森山田が3-1で近江に勝利。2年ぶり4度目の日本一となった。年始からサッカーファンを感動に包んだ熱戦には中国ファンも大きな関心を寄せた。中でも驚かれたのは伝統と客席について。「この差はなかなか埋まらない」「なんて刺激的な数字」などと反響が集まっていた。
高校サッカー決勝
第102回全国高校サッカー選手権は8日、東京・国立競技場で決勝が行われ、青森山田が3-1で近江に勝利。2年ぶり4度目の日本一となった。年始からサッカーファンを感動に包んだ熱戦には中国ファンも大きな関心を寄せた。中でも驚かれたのは伝統と客席について。「この差はなかなか埋まらない」「なんて刺激的な数字」などと反響が集まっていた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
東京・国立競技場での一戦。大会得点王に輝いたFW米谷壮史の決勝ゴールなどで、青森山田が頂点に立った。中国メディア「ジーボーバ」は「3842チームが大会に参加!日本の第102回高校サッカー選手権大会で青森山田が優勝。決勝戦を5.5万人が観戦!」との見出しで報じた。
現地ファンが驚いたのは、102回という開催の歴史と、高校サッカーでありながら5万5019人の入場者数を記録したこと。サッカー人気が高い中国のファンはコメント欄で続々と反応していた。
「日本のサッカーの強さは一日にして成し遂げられたものではない。第102回という積み重ねを前にすると、自国のことが恥ずかしい」
「102回!なんて刺激的で、わが身が恥ずかしくなる数字なんだろう!」
「これが日本のサッカーと中国のサッカーの違いだ」
「脈々と続くサッカーの伝統、サッカーをめぐる熱狂的な雰囲気、情熱的、感動的な戦いの物語、健康的で科学的なサッカーの生態。一言で言って、『素晴らしい。我々の負けだ』」
「見ていてなぜか泣けてきた。中国サッカーのなすべきことは多く、道は遠い」
「樹木を育てるには十年かかり、人間を育てるには百年かかる」
「102回、一年また一年と蓄積した結果が日本サッカーの今日の成績だ」
「選手のパスがすばらしい。こんな若い年齢のチームから代表チームまで、やりかたは同じだ。シュート直前のパスがいい。中国のプロリーグや代表チームだったら、ここでシュートして失敗する」
この年代からの差を痛感した様子のファンもおり、「この差はなかなか埋まらない。中国の高校生は漢詩やらなにやらの暗唱ばかりやらされている。中国ができるのは第102回『宿題』大会だ」「高校のサッカー選手権?中国では、高校にサッカー場、あるんだろうか。大学の選手権ですらないだろう」「ここでみんなが注目しているのは、大学入試大会だけだ。何億もの人が注目している」と過酷な中国の受験勉強と比較し、嘆く声もあった。
(THE ANSWER編集部)