ドジャース投手が「ヤギ」で大谷を表現したワケ

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手と対面した同僚の23歳ケンダル・ウィリアムズ投手が喜びの2ショット写真を自身のSNSに投稿。日米のファンの間で話題になった。ウィリアムズは文面にヤギの絵文字だけを添えて投稿していたが、これは大谷への最大の敬意が込められている。他にも「ヤギ」として称えられるシーンは少なくないが、日本ファンの間でもポピュラーになりつつあるこの意味を紹介する。

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　ドジャースカラーの青いパーカーと短パンを着用した大谷。隣で嬉しそうに大谷のサイン入りスパイクを手にしていたのがド軍傘下2Aタルサに所属するウィリアムズだった。198センチの長身で大谷より大きい。

　ウィリアムズが自身のインスタグラムに2ショットを公開したが、投稿の文面に記されたのはヤギの絵文字だけだった。ヤギは英語でGOAT。大谷は米メディアやファンにも時折「GOAT」と表現されるが、これは英語圏でよく用いられる表現で「Greatest Of All Time（史上最高）」の頭文字を取ったものとされている。

　スポーツ界ではレブロン・ジェームズやリオネル・メッシ、タイガー・ウッズら各競技の英雄的選手たちに贈られる言葉の一つになっているが、野球界では二刀流として歴史に残るプレーを続けてきた大谷にも使われる表現になっている。

　大谷は1度目のア・リーグMVPを獲得した2021年から「Unicorn（ユニコーン）」と米国で表現されることが多くなった。神話に登場する一角獣で実在しない生き物だが、そこから転じて人々が夢見るような現実離れした存在、滅多に目にすることのできない人物を意味する。ヤギもユニコーンも、大谷に対する最大級の敬意が込められていることに違いはない。