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日本の真裏で“モレイラ・マジック”炸裂 新年早々の鮮やかG1制覇に識者絶賛「今年は大きな年になる」

日本競馬でお馴染みの名手が、新年早々、日本の真裏のG1で“マジック”を炸裂させた。現地6日にウルグアイ・モンテビデオ市のマローニャス競馬場で行われた同国最大級のG1モンテビデオ市大賞(3歳上、ダート2000メートル、16頭立て)で、ジョアン・モレイラ騎手が手綱をとったパチョリ(牝5)が優勝。レースの流れを読み切り、抜群の仕掛けから2着馬に5馬身差をつける快勝に、海外識者からも「今年、マジックマンにとって大きな年になるかもしれない」と称賛された。

ジョアン・モレイラ騎手【写真:Getty Images】
ジョアン・モレイラ騎手【写真:Getty Images】

ウルグアイ競馬のG1モンテビデオ市大賞

 日本競馬でお馴染みの名手が、新年早々、日本の真裏のG1で“マジック”を炸裂させた。現地6日にウルグアイ・モンテビデオ市のマローニャス競馬場で行われた同国最大級のG1モンテビデオ市大賞(3歳上、ダート2000メートル、16頭立て)で、ジョアン・モレイラ騎手が手綱をとったパチョリ(牝5)が優勝。レースの流れを読み切り、抜群の仕掛けから2着馬に5馬身差をつける快勝に、海外識者からも「今年、マジックマンにとって大きな年になるかもしれない」と称賛された。

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 完璧な競馬だった。外寄りの14番枠からスタートを切ったパチョリだったが、序盤は行きたがる様子。鞍上のモレイラ騎手が懸命になだめると、先行4頭の直後、2馬身ほど離れた5番手に収まった。800メートル通過が47秒3のペースでピタリと折り合い、砂をかぶらない位置で最終コーナーへ。最後の直線では持ったまま先頭に並びかけ、豪快なアクションで追い出すと、後続をみるみるうちに引き離した。最後は流すような走りで、勝ちタイムは2分2秒84。単勝3.2倍の1番人気に堂々と応えた。

 海外競馬専門サイト「ワールドホースレーシング」の公式X(旧ツイッター)は「新年、同じマジック!」とつづって動画を公開。「パチョリに騎乗したジョアン・モレイラがその才能をウルグアイで見せ、今日マローニャスで行われた2つうちの最初のG1であったグラン・プレミオ・シウダー・デ・モンテビデオで勝利した」と伝えた。

 その手綱さばきから「マジックマン」の異名をとるモレイラ騎手の冷静、かつ鮮やかな騎乗に、豪メディア「ANZブラッドストック」のアンドリュー・ホーキンス記者は「ジョアン・モレイラはすでに2024年グループ1のレースに出場した。今年、旅が彼を待っていると考えると、マジックマンにとっては大きな年になるかもしれない…」とさらなる躍進を予見している。

 モレイラ騎手は昨秋から暮れまで日本で短期免許を取得して騎乗。大井で行われたG1のJBCクラシックをキングズソードで制し、中央でも重賞4勝をマークした。

(THE ANSWER編集部)

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