ライバル日本との決勝意識の前に…韓国代表が「日本より警戒すべき」相手を地元メディアが指摘
サッカーのアジア杯が12日にカタールで開幕する。2011年以来、3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本にライバル意識をむき出しにしているのが、実に1960年以来64年ぶりの優勝を狙う韓国だ。日本と決勝で戦った上で優勝するという“シナリオ”に沿った地元報道が大勢を占める中で、警鐘を鳴らしているメディアもある。
韓国代表監督は日本と決勝での対戦を望んでいたが…
サッカーのアジア杯が12日にカタールで開幕する。2011年以来、3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本にライバル意識をむき出しにしているのが、実に1960年以来64年ぶりの優勝を狙う韓国だ。日本と決勝で戦った上で優勝するという“シナリオ”に沿った地元報道が大勢を占める中で、警鐘を鳴らしているメディアもある。
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韓国メディア「デイリーアン」は、「日本より警戒すべき中東の砂嵐」という記事を掲載している。
ソン・フンミン(英トッテナム)やキム・ミンジェ(独バイエルン・ミュンヘン)といった海外組をフルに集めた今大会の韓国代表は「ワールドクラスの選手がチームの中心を握っており、歴代代表の中でも最高の戦力を備えたという評価を受けている」という。
さらに「優勝に対する期待感が大きい」中で、「強力なライバルはやはり日本だ」とした。韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督も昨年末の代表発表会見で「決勝で会うことを望む」と発言したほどだ。
ただ、世間の「日本だけを破れば、優勝トロフィーを持ちあげられるという計算があるかのようだ」というムードに、同メディアは違和感を覚えるようだ。「日本だけに全集中するわけにはいかない。決勝まで行くには激しい“砂嵐”を越えなければならない」として、予選リーグで対戦するヨルダンとバーレーンの中東2か国を最初の警戒対象に挙げる。
また「今回の大会が中東で開かれる点も不安だ」として、韓国代表が中東での大会では好成績を残していないとも指摘する。2019年、アラブ首長国連邦で行われた前回大会も「伏兵カタールに不意の一撃を受け荷物をまとめた」と回顧。当時もソン・フンミン、キム・ミンジェといった今回の主力がいたにもかかわらず敗れたとしている。
最後に「ライバルの日本と決勝で会うという絵を描くよりも、目の前の相手にもう少し集中する必要がある」と提言。果たしてどのような戦いが繰り広げられるか。
(THE ANSWER編集部)