BジェイズGMは「信頼失っている」 大谷逃しても自画自賛コメントで地元局が猛反発「価値ない」
米大リーグで今オフ最大の話題は、フリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手が新天地をどこに求めるかだった。結局10年総額7億ドル(約1014億円)という巨額でドジャースと契約したものの、最後まで獲得を争ったのはブルージェイズだと言われている。ロス・アトキンスGMも「(大谷が)チームにひときわ魅了されていた」と手ごたえを語ったものの、これにカナダ・トロントの地元局が猛反発している。
アトキンスGMは最後まで獲得を争ったことに満足げだが…
米大リーグで今オフ最大の話題は、フリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手が新天地をどこに求めるかだった。結局10年総額7億ドル(約1014億円)という巨額でドジャースと契約したものの、最後まで獲得を争ったのはブルージェイズだと言われている。ロス・アトキンスGMも「(大谷が)チームにひときわ魅了されていた」と手ごたえを語ったものの、これにカナダ・トロントの地元局が猛反発している。
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アトキンスGMは3日(日本時間4日)に行った番記者とのズーム会見で「この組織、街、国にとってこのポジションにいることがどんなことを意味するのかを考えると、とても気分が良い」と自画自賛。「私の心の中では、彼がこの国、街、チームにひときわ魅了されていたことに疑いの余地はない」と、大谷の獲得レースを最後まで戦ったことに一定の満足感を表明した。
一方で、トロントの地元放送局「シティTV」の番組「ブレックファスト・テレビジョン」の公式YouTubeチャンネルでは、ホストを務めるシド・シクセイロ氏がこのGM発言について「これは価値のないコメントだった。ブルージェイズは、ロス(GM)が発言するのを止めなきゃいけないと思います。冗談じゃないですよ。彼がメディアの前に立つたびにファンの信頼を失っている。ジェイズが(大谷争奪戦の)プロセスでどの立ち位置にいたかは関係ないし、ファンの気分を良くするものでもないと個人的には思いますけどね」と批判した。
ブルージェイズは昨季、89勝73敗でア・リーグ東地区の3位。防御率3.78がリーグ2位だったのに対し、746得点は同8位。打線の強化が課題とされており、大谷を獲得できれば大きな戦力アップとなったはずだ。
さらにシクセイロ氏は「ロスを含めたフロントオフィスの公平のために言えば、オフシーズンはまだ終わっていない」と更なる補強へハッパをかけた。そして「ただ、ジェイズファンの皆さん、彼らはショウヘイ・オオタニをもう少しで獲得できたんだから気分良くいてくださいね」という痛烈な皮肉も。
大谷がドジャース入りを発表する直前には、カナダに向かっているという“誤報”が飛び交い、ぬか喜びさせられたトロントのファン。騒動の余波はいまも続いているようだ。
(THE ANSWER編集部)