京都精華学園、大熱戦制して三冠達成! 岐阜女子エース31得点&3ポイント8本躍動も及ばず【高校バスケ】
バスケットボールの第76回全国高校選手権「Softbank ウインターカップ2023」の女子決勝が28日、東京体育館で行われ、京都精華学園(京都)が岐阜女子(岐阜)に63-59で勝利し、大会2連覇を果たした。2年連続でインターハイとの“夏冬連覇”を達成。今年はU-18日清食品トップリーグも制しており、三冠で有終の美を飾った。岐阜女子はエース・絈野夏海(3年)が3ポイント8本を決めるなど31得点の大活躍も、及ばなかった。
ウインターカップ女子決勝
バスケットボールの第76回全国高校選手権「Softbank ウインターカップ2023」の女子決勝が28日、東京体育館で行われ、京都精華学園(京都)が岐阜女子(岐阜)に63-59で勝利し、大会2連覇を果たした。2年連続でインターハイとの“夏冬連覇”を達成。今年はU-18日清食品トップリーグも制しており、三冠で有終の美を飾った。岐阜女子はエース・絈野夏海(3年)が3ポイント8本を決めるなど31得点の大活躍も、及ばなかった。
優勝をかけた一戦は早々から点の取り合いとなった。京都精華学園が開始10秒にディマロ・ジェシカ(3年)の2ポイントで先制すると、岐阜女子もすぐさま榎本麻那(3年)の2ポイントで応酬。緊張感に包まれた会場は、一進一退の攻防に息を呑んだ。
両校の応援団が息の合った声援を送る中、ペイントエリア内でジェシカが躍動。前半だけで16得点9リバウンドを記録した。京都精華学園は堀内桜花、八木悠香(ともに3年)も着実に得点を重ね、じわじわとリードを広げて36-24で前半を折り返した。
後半も京都精華学園が連続6ポイントで先手を取ったが、第3クォーター(Q)中盤から岐阜女子が激しいディフェンスを機転に反撃。絈野が立て続けに3ポイントを沈めるなど点差を一気に縮め、2点差で最終Qに突入した。
最終Q、岐阜女子の反撃をしりぞけた京都精華学園が63-59で逃げ切って勝利。大会2連覇を達成するとともに、インターハイとトップリーグの3冠に輝いた。激闘を繰り広げた両校には観客から惜しみない拍手が送られた。
8年連続13回出場の京都精華学園は昨年、悲願の初優勝。インターハイとの2冠を達成した。昨年も主力として活躍した堀内、八木らが3年となった今年はインターハイに加え、トップリーグでも優勝。3冠をかけて第1シードで臨んだ今大会は、決勝まで全試合20点以上の差をつけて勝ち進むなど、女王の底力を見せていた。
5年ぶり3度目の優勝を目指した岐阜女子は、32年連続32回出場の名門。今大会はノーシードから勝ち上がり、準々決勝では24度の優勝を誇る強豪・桜花学園(愛知)に劇的な逆転勝ち。準決勝でも昨年の準優勝校・札幌山の手(北海道)に30点差をつけて快勝し、決勝に駒を進めていた。
(THE ANSWER編集部)