井上尚弥戦の前座で衝撃KO、解説の元世界王者も言葉出ず「おぉ、おほぉ」「痛みに悶絶してます」
日本人ボクサーの鮮烈KO劇が元世界王者を驚かせた。井上尚弥(大橋)が世界スーパーバンタム級4団体統一を達成した26日、前座で行われた54.5キロ契約8回戦では武居由樹(大橋)が、マリオ・ディアス(メキシコ)に2回2分23秒KO勝利。米国で試合を配信した米スポーツ専門局「ESPN」で解説を務めた元世界王者は、相手を沈めた左ボディーに「ディアスは痛みに悶絶して転げまわっていますよ」と衝撃を受けていた。
武居由樹のKO劇に元世界王者も驚き
日本人ボクサーの鮮烈KO劇が元世界王者を驚かせた。井上尚弥(大橋)が世界スーパーバンタム級4団体統一を達成した26日、前座で行われた54.5キロ契約8回戦では武居由樹(大橋)が、マリオ・ディアス(メキシコ)に2回2分23秒KO勝利。米国で試合を配信した米スポーツ専門局「ESPN」で解説を務めた元世界王者は、相手を沈めた左ボディーに「ディアスは痛みに悶絶して転げまわっていますよ」と衝撃を受けていた。
相手がのたうち回る強烈な一撃だ。第4試合に登場した武居。2回だった。フェイントを入れた直後、相手のガードが上がった瞬間に左ボディーを一閃。鈍い衝撃音が会場に響き渡ると、ファンが沸いた。膝をついたディアスはマウスピースを吐き出して悶絶。キャンバスを転がり、そのまま立ち上がれずに決着がついた。
27歳の武居は8戦全勝(8KO)となり、デビューから続く連続KOをキープした。米国で試合を配信した米スポーツ専門局「ESPN」のストリーミングサービス「ESPN+」で解説を務めた元WBO世界スーパーフェザー級王者ジャメル・ヘリング氏は、パンチが着弾した瞬間に「おぉ、おほぉ(笑)」と言葉にならないリアクション。「彼(武居)は試合を通じてずっとボディーを狙っていましたね。ディアスは痛みに悶絶して転げまわっていますよ」と驚いていた。
リプレー映像が流れると、へリング氏は「これは良いボディショットだ。当てるべき場所にしっかり当ててますね」とパンチの正確性も称賛していた。武居は、試合後のリング上のインタビューでは「まだまだ自分が満足する完成系の武居由樹ではない。来年またすぐ来ると思うので、それに向けて完成できるよう、もっと精進します」と前を見据えていた。
(THE ANSWER編集部)