結成7か月でアイスダンス首位発進 田中梓沙、西山真瑚組がマリオ音楽で魅了「率直に嬉しい」【全日本フィギュア】
フィギュアスケートの全日本選手権(長野・ビッグハット)は22日、アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われた。田中梓沙、西山真瑚組(オリエンタルバイオ)が71.08点をマークして首位発進。スーパーマリオブラザーズのゲーム音楽に合わせ、独特の世界観を表現した。西山は「まさかこんなに高い評価をしてもらえると思わなかった。率直にすごく嬉しい」と取材に喜びを明かした。2位は小松原美里、小松原尊組で70.89点。吉田唄菜、森田真沙也組が64.00点で3位。
フィギュアスケート全日本選手権
フィギュアスケートの全日本選手権(長野・ビッグハット)は22日、アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われた。田中梓沙、西山真瑚組(オリエンタルバイオ)が71.08点をマークして首位発進。スーパーマリオブラザーズのゲーム音楽に合わせ、独特の世界観を表現した。西山は「まさかこんなに高い評価をしてもらえると思わなかった。率直にすごく嬉しい」と取材に喜びを明かした。2位は小松原美里、小松原尊組で70.89点。吉田唄菜、森田真沙也組が64.00点で3位。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
今年5月の結成から7か月。“あずしん”カップルが、初の全日本でいきなり首位発進を決めた。マリオ、ルイージを彷彿とさせる赤と緑の衣装で登場。リフト、ツイズルなど息を合わせた演技で観客を魅了し、フィニッシュ後はハグで称えあった。
得点は71.08点。小松原組を0.19点上回って首位となり、観客からは拍手が送られた。練習では小さなミスが重なるなど調子はイマイチだったが、高評価に田中も「すごく有難いなって思います」と表情を緩めた。
21歳の西山は昨年、男子シングルで全日本選手権に出場。16位だったが、今季からアイスダンスに専念。18歳の田中とは5月にカップルを組んだ。「世界で最も環境がいい場所で、もっと上を目指したい」の思いから拠点はカナダ・モントリオールに。ハイレベルな世界の選手が集う練習環境で、田中は言語の壁を感じつつも西山の助けを受けて奮闘している。「アイスダンサーとしてもっと頑張らないとな、と刺激をもらえる」と話した。
将来を期待される2人。RDはロマン・アグノエルコーチが選曲した。「初めて聞いたときはびっくりした」と明かした西山は「面白い試みだなと思った。新しい自分たちを開拓する意味でも、チャレンジしてみようと。振付、練習している時も楽しいし、この曲にしてよかった」と手ごたえを口にする。24日のフリーダンス(FD)に向け「ファンの皆さんにも、今日とは違った意味でいい演技を見せたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)