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大谷翔平の発言で「過去最大級の反響を確信」 ベッカムも食べた日本のラーメン店が海外にウケる理由

2023年も残すところあとわずか。今年もスポーツ界では様々な名場面が生まれたが、国際大会などで海外選手、関係者から日本製品への好評の声も多数集まった。「スポーツ界で愛されたメイド・イン・ジャパン」と銘打ち、話題になった製品・商品を扱う企業に反響や好評の理由について取材した。第2回は、デービッド・ベッカム氏、野球イタリア代表も楽しんだ人気ラーメン店について。

今年3月に東京ドームでWBC準々決勝が行われた【写真:Getty Images】
今年3月に東京ドームでWBC準々決勝が行われた【写真:Getty Images】

スポーツ界で愛されたメイド・イン・ジャパン

 2023年も残すところあとわずか。今年もスポーツ界では様々な名場面が生まれたが、国際大会などで海外選手、関係者から日本製品への好評の声も多数集まった。「スポーツ界で愛されたメイド・イン・ジャパン」と銘打ち、話題になった製品・商品を扱う企業に反響や好評の理由について取材した。第2回は、デービッド・ベッカム氏、野球イタリア代表も楽しんだ人気ラーメン店について。

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 日本のラーメンは、世界のアスリートにも好評だった。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で来日したイタリア代表のデビッド・フレッチャー内野手は、準々決勝・日本戦の前日会見で「一風堂は餃子も美味しかった」と称賛。米大リーグ・エンゼルスで同僚だった大谷翔平投手も、同日の会見で「フレッチは『日本の一風堂がうまかった』と言っていました。お寿司を食べたいと言っていたのに、ラーメンにしたのかと思いました」と話していた。

 すると一風堂は、このやり取りに公式Xで反応。「フレッチャー選手ラーメンに胡椒かけたんかな?一風堂にもペッパーミル置くか…………!」と茶目っ気たっぷりに文面に記していた。

 さらにはイングランド代表MFデービッド・ベッカム氏が、6月に家族と京都旅行をした際にも一風堂を訪問したことを写真付きで報告。インスタグラムにも海外ファンから多数の反響が集まった。

 一風堂を手がける力の源ホールディングスに取材すると「本人からの『美味しかった』というお言葉やSNS投稿でのお食事を楽しむご様子は、スタッフのモチベーションアップにも繋がりました」と社内でも話題になったと明かしてくれた。2008年に米ニューヨークに出店。以降、15の国・地域で日本の味を伝えている。

「白濁した豚骨スープは海外の方にとって『ポタージュのよう』で受け入れやすいとのことで、麺料理というよりスープ料理の感覚で楽しまれているとも聞きます。こういった認識も、ラーメンというジャンルのなかでも『豚骨ラーメン』がより親しまれやすい要因となっていると考えます」

 海外での豚骨ラーメンブームの先駆けの一つとも言える一風堂だが、スポーツ選手の来店後は「聖地巡礼」の形で足を運ぶファンも多く、爆発的に話題となったこともあるという。「特に今年3月の大谷選手の会見での発言を受けての反響は目覚ましいものがあり、メディアからの問い合わせも相次ぐなど広報としても過去最大級の反響を得られたと確信しております」と大谷の影響は特に大きかったようだ。

 ちなみに大谷の新天地ドジャースの本拠地近くにも「IPPUDO WEST HOLLYWOOD」があるという。日本では植物由来のラーメンを店舗限定で導入するなど訪日客を意識した取り組みも行っており「より多くのお客様に、ラーメンという素晴らしい食文化を体験してほしいと思っております」とコメントしている。

(THE ANSWER編集部)


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