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大谷翔平は「何だってやりかねない」 二刀流でなくても期待される歴史的偉業をMLB公式が展望

米大リーグ・ドジャースに加入した大谷翔平投手の2024年シーズンに、早くもMLB公式サイトが注目している。右肘を手術した影響で来季は打者一本での勝負となるが、同サイトは「2024年、オオタニがいかに新しい高みに達する可能性があるか(たとえピッチングなしでも)」と題する記事を掲載。「彼は何だってやりかねない」と、二刀流ではない“ただのDH”としても達成しそうな偉業を列挙している。

大谷翔平【写真:Getty Images】
大谷翔平【写真:Getty Images】

MLB公式が列挙した5つの「新たな高み」とは

 米大リーグ・ドジャースに加入した大谷翔平投手の2024年シーズンに、早くもMLB公式サイトが注目している。右肘を手術した影響で来季は打者一本での勝負となるが、同サイトは「2024年、オオタニがいかに新しい高みに達する可能性があるか(たとえピッチングなしでも)」と題する記事を掲載。「彼は何だってやりかねない」と、二刀流ではない“ただのDH”としても達成しそうな偉業を列挙している。

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「打者・大谷」だけでも歴史に名を残すかもしれない。MLB公式が掲載した記事はそんな期待を持たせるものだった。来季の大谷は手術の影響で投手を全休し、指名打者(DH)に専念する見込みだ。記事ではこれまで、フルタイムのDHがMVPに選出された例はないと触れつつ、「彼は何だってやりかねない」と指摘。「地球上で最高の野球の才能が、投手抜きでも2024年に到達するかもしれない新たな高みはこれだ」として、5つの項目を列挙した。

 1つ目が「打者としての成績がさらに良くなるかもしれない」。理由として、投手としての負担が軽減されること、そして強力打線を誇るドジャースに移籍したことで、勝負を避けられる機会が減ると予想されることを挙げた。2つ目は「DHの歴史を作るかもしれない」。2006年のデビッド・オルティス氏による54本塁打や、1995年のエドガー・マルティネス氏によるOPS1.107など、フルタイムのDHが残した様々な歴代最高記録も手に届く範囲だと指摘した。

 続いて挙げられたのが「ドジャースの歴史を作るかもしれない」。ドジャースの球団最多本塁打は2001年にショーン・グリーンが記録した49本で、大谷の自己最多46本(2021年)と3本差にすぎない。OPSでも大谷が2023年にマークした1.066を上回るのは1930年のベーブ・ハーマン(1.132)ら4人しかいないという。OPS+だと、今季の大谷の184を超えるのはマイク・ピアザ氏が1997年に叩き出した185だけだ。

 さらに4項目として「MLBの歴史を作るかもしれない」と続く。まず、今季のア・リーグ本塁打王がナ・リーグに移籍したことで「2年連続で異なるリーグの本塁打王に」という史上初の偉業がかかる。フルタイムのDHがMVPに輝けば、これも初めてのことだ。両リーグでMVPを達成した選手はフランク・ロビンソン氏ただ一人。4年間で3度のMVP受賞もバリー・ボンズ氏以来2人目の快挙となる(ボンズ氏は2度達成)。

 最後の項目は「ついに10月の伝説になるかもしれない」。大谷はメジャー6年間、プレーオフという大舞台と無縁だった。しかし、11年連続でプレーオフに進出しているドジャースに移籍。「次の10月、私たちはついに世界で最も才能溢れる野球選手が、一番光が当たる、緊張感が高まる時にフィールドに立つところを見られるかもしれない」と期待して記事は締めくくられている。

(THE ANSWER編集部)


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