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階級最強・寺地拳四朗に待ち受ける統一王者の宿命 連続指名試合でも「強い選手なのでワクワク」

ボクシング興行「Prime Video presents Live Boxing」の第6弾と第7弾の概要が14日、都内の会見で発表された。第6弾は1月23日にエディオンアリーナ大阪で、第7弾は2月24日に東京・両国国技館で開催。第6弾では、WBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が、元WBA正規王者のWBA1位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)と防衛戦を行う。両興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。31歳の寺地は22勝(14KO)1敗、30歳のカニサレスは26勝(19KO)1敗1分け。

都内の会見に出席した寺地拳四朗【写真:徳原隆元】
都内の会見に出席した寺地拳四朗【写真:徳原隆元】

「1.23」に寺地拳四朗が防衛戦、那須川天心も登場

 ボクシング興行「Prime Video presents Live Boxing」の第6弾と第7弾の概要が14日、都内の会見で発表された。第6弾は1月23日にエディオンアリーナ大阪で、第7弾は2月24日に東京・両国国技館で開催。第6弾では、WBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が、元WBA正規王者のWBA1位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)と防衛戦を行う。両興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。31歳の寺地は22勝(14KO)1敗、30歳のカニサレスは26勝(19KO)1敗1分け。

 統一王者の宿命と言える“連続指名試合”が巡ってきた。ボクシングでは王者が弱い相手を選び続けることを避けるため、各団体が一定期間内に世界ランク上位選手との対戦を義務づける。これを果たせない王者は王座の返上や剥奪となるが、寺地は2戦続けて強者を迎え撃つ。

「今回も相手は元チャンピオン。日本人には負けていない強い選手ですし、そこでKOできっちり勝って盛り上げたい」

 9月には指名挑戦者のWBC1位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に9回TKO勝ち。WBAは2度目、WBCは3度目の防衛に成功した。今回のカニサレスは過去に田口良一と引き分け、小西伶弥と木村翔に判定勝ちした難敵。すでに映像をチェックした寺地は「強い選手なのでワクワク。パンチは凄く強い選手。打ち合いも足を使う戦いもできる。器用ですね。相手によって戦い方を変えられる選手」と警戒した。

「パンチは振ってくる。それを見切ってもらわないようにして、自分のペースで。自分がブレないようにしてやれば勝てると思う。あとは油断しないこと。そうすれば自然とKOに繋がるかなと思います」

 自身は11月上旬から本格的にスパーリングを開始。すでに階級最強の呼び声が高いが、週3回の実戦で「どういう相手でも対応できるよう引き出しを増やしている」と腕を磨いてきた。今後は他団体王者との統一戦が実現できなければ、フライ級転向も視野。「ボクシングに完成はないと思う。常に進化できるように日々練習しています。また次も進化した強い姿を見せられれば」と淡々と語った。

 直近2試合と同様、那須川天心(帝拳)も同興行に登場。ボクシング転向3戦目の那須川は、121ポンド(約54.89キロ)契約8回戦で世界ランカーのルイス・ロブレス(メキシコ)と対戦する。

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