井上尚弥に続く4団体統一王者は誰だ 中谷潤人がついにバンタム級参戦、隣りの拓真を「意識する」
同じバンタム級・拓真の目標も4団体統一
同日には、WBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)が同級6位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)と初防衛戦を行う。11月に開催予定だったが、拓真の肋骨骨折により延期となっていた。拓真は「過去イチの強敵。完封して勝ちたい。怪我はほぼ完治。試合に向けてこれから仕上げたい。延期になった分、練習もよりできるようになった。その中で熱い試合をして盛り上げたい」と意気込んだ。
1か月のリハビリ中は「イメージを崩さず安静にして治療に専念」と説明。すでにスパーリングを再開した。IBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛したアンカハスに対し、「パワーも、テクニックもある選手。自分のボクシングを貫き通せば必ず勝てる」と言い切った。
会見では中谷と拓真が隣り同士に。ともに今後の目標に「4団体統一」を掲げた。勝利を重ねればいずれは対戦することになる。中谷は「まずはこの1戦を獲らないといけないので、獲ってから発言していきたい」としつつ、拓真について「バンタム級なので意識する相手」とコメント。こう続けた。
「4団体統一の目標は拓真選手も言っていた。僕も今回獲ればそこを見据えることになる。目標にするPFP(パウンド・フォー・パウンド)は統一戦の勝利も加味されると思う」
拓真の兄・尚弥に続く日本人2人目の4団体統一は誰が成し遂げるのか。同日はWBO世界スーパーフライ級王座決定戦も行われ、同級1位・田中恒成(畑中)が同級2位クリスチャン・バカセグア(メキシコ)と対戦。バンタム級8回戦では、ジョナス・スルタン(フィリピン)と日本同級4位・増田陸(帝拳)が対戦する。
(THE ANSWER編集部)