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なぜ大谷翔平より山本由伸なのか メッツ2つの理由「対抗する手段ない」「獲得なら特筆の成功」

米大リーグ・ドジャースは大谷翔平投手との10年契約を結んだと11日(日本時間12日)に発表した。大富豪のスティーブ・コーエン氏がオーナーを務めるメッツは、大谷獲得競争で名前は上がらず。MLB公式サイトが2つの「納得できる理由」を分析し、山本由伸投手の獲得競争に乗り出している背景も指摘している。

山本由伸【写真:Getty Images】
山本由伸【写真:Getty Images】

メッツは山本由伸の獲得に乗り出している

 米大リーグ・ドジャースは大谷翔平投手との10年契約を結んだと11日(日本時間12日)に発表した。大富豪のスティーブ・コーエン氏がオーナーを務めるメッツは、大谷獲得競争で名前は上がらず。MLB公式サイトが2つの「納得できる理由」を分析し、山本由伸投手の獲得競争に乗り出している背景も指摘している。

「メッツがオオタニ獲得に乗り出さなかった理由」との見出しで掲載された記事では、「オオタニは野球界でのベストプレーヤーだ。コーエンは球界で最も裕福なオーナーだ。ならば、なぜオオタニはメッツに来なかったのか?」」「メッツがオオタニと真剣に話をしなかったのは、どう考えても事実であり、それは2つの理由で納得できる」としている。

 1つ目の理由については、西海岸でプレーしたいという大谷の意向を挙げ「地理的要因が交渉を難航させるものであれば、メッツはそれに対抗する手段はない」と東海岸の球団であることがネックになったと指摘した。2つ目に関しては「ロースター編成の問題」を挙げている。

「メッツがオオタニをドジャースと同様に7億ドル(約1014億円)で契約したとしても、(メッツは)更に先発2人と複数人のリリーフを獲得しなければならない。オオタニ1人ではメッツを4位から優勝争いができるチームまで変身させられないであろう」

 大谷は右ひじの手術により、来季は打者に専念する。チーム状況を考慮するとメッツは投手補強が必要な状態だった。「何十億もの資産を持つオーナーであっても、その額の小切手を切るのは容易ではない」と分析する記事では、「こうした考え方が、現在のメッツの山本由伸獲得に決定的な意味を持たせている」としている。

 25歳の山本は他の有力なFA投手より若く、記事では「彼はクイーンズに完璧にフィットする唯一のトップ市場FA選手である」とまで評価されている。ヤンキース、ドジャース、ジャイアンツ、レッドソックスなどが争奪戦を展開しているとされており、「オオタニは明らかに偉大であるにもかかわらず、(獲得を争っていたチーム数は)そうではなかった。もしメッツがこれだけの争奪戦の中でヤマモトを獲得できたなら、彼らのオフシーズンはまだ特筆すべき成功となることができる」と獲得の価値を表現していた。

(THE ANSWER編集部)


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