大谷翔平のアイデア“986億円後払い”は税金面で「天才的発想だ」 米記者が一石二鳥の理由説明
米大リーグ・ドジャースにFA移籍すると発表した大谷翔平投手。複数の米メディアが10年総額7億ドル(約1014億円)と報じて大きな驚きを呼んだ。大谷の希望により、年俸の大半が後払いという変わった支払い方のようだが、これによって来季は3億円以下でプレーすると米メディアが伝えた。米記者は「税金への影響に対しても天才的な発想」と指摘している。
1014億円契約の大半が契約終了後の支払いと報道
米大リーグ・ドジャースにFA移籍すると発表した大谷翔平投手。複数の米メディアが10年総額7億ドル(約1014億円)と報じて大きな驚きを呼んだ。大谷の希望により、年俸の大半が後払いという変わった支払い方のようだが、これによって来季は3億円以下でプレーすると米メディアが伝えた。米記者は「税金への影響に対しても天才的な発想」と指摘している。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が報じたところによると、大谷は年俸7000万ドルのうち、6800万ドル(約98億6000万円)を後払いにするという。来季以降の年俸は200万ドル(約2億9000万円)となる見込みで、契約が終了する2034~43年に残りの金額が支払われることになるという。
大谷が契約をSNSで発表した直後、米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が自身のXで「ショウヘイ・オオタニの契約には、彼の年俸の大半を含む大幅な繰り延べがあるが、関係者によると、このアイデアはオオタニのものだった」と伝えた。「資金の繰り延べにより、ぜいたく税の負担が軽減され、ドジャースがより良いチームを作り上げることができる」とその理由も伝え、ドジャースが強化に使える額が増える効果があると説明もしていた。
米紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者のXでは「ショウヘイ・オオタニが年間でたった200万ドルを受け取るという決断は、ドジャースの給与事情にとっては確かに大きな手助けになるが、税金への影響に対しても天才的な発想である」と“一石二鳥”だと指摘。理由については「先延ばしになっていた支払いが始まるときにカリフォルニアに住んでいない場合、彼は重いカリフォルニアの税金を負担せずに済むことになるだろう」と、節税の面で優れていると説明した。
(THE ANSWER編集部)