大谷翔平に「ブーイングは必要ない」 最終候補ブルージェイズの地元紙がファンに異例要求
米大リーグのエンゼルスからフリーエージェント(FA)になっていた大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、インスタグラムで新天地にドジャースを選んだと発表した。最終候補の一つとされたブルージェイズの地元紙は「これは五輪ではない。2位や3位を祝うことはない」と落胆。それでも「ブーイングは必要ない」とし、大谷との対戦時の“節度ある行動”をファンに求めた。
大谷翔平獲得を待ちわびたトロント紙が落胆
米大リーグのエンゼルスからフリーエージェント(FA)になっていた大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、インスタグラムで新天地にドジャースを選んだと発表した。最終候補の一つとされたブルージェイズの地元紙は「これは五輪ではない。2位や3位を祝うことはない」と落胆。それでも「ブーイングは必要ない」とし、大谷との対戦時の“節度ある行動”をファンに求めた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
トロント地元紙「トロント・サン」は「ブルージェイズはオオタニに三振をくらった。でも、少なくともゲーム(争奪戦)には残ることができた」と“胸を張った”見出しで記事を掲載。一方、争奪戦に敗れた落胆をこう記した。
「野球史上最もユニークな選手との契約に近づいたことへの賞はない。競争に参加して表彰台に上がれても、金メダルを逃したことを自慢することはできない」「これはオリンピックではない。2位や3位を祝うことはない」
8日(同9日)には、ブルージェイズの本拠地トロントに大谷が向かったとの噂が飛び交い、一時はブルージェイズ入り間近とまで報じられたが、米記者の間違いと判明。翌日にドジャース入りを本人が発表した。同紙は「オオタニがこの街に来る途上だと、ブルージェイズの一員になる間近だと確信した金曜は、トロントのスポーツ史において最も並外れた日だったかもしれない」と天国から地獄に落ちた日を振り返った。
獲得は逃したものの、「少なくともゲームに参加したことは祝福されるべきだ。そしてこれは真剣勝負だった」「彼らは頑張ってオオタニを取りに行った。その過程をより楽しく、競争的なものにした」と球団の努力を称賛。来年4月26~28日に本拠地ロジャース・センターでドジャース戦が行われるが、「ブーイングは必要ない」とファンには異例の呼びかけを繰り出している。
(THE ANSWER編集部)