フェデラーはペレ&ジョーダン&アリ級 元世界1位名手「異次元に超越した」
かつての愛弟子ジョコビッチを凌ぐ好調ぶり「彼は時計を巻き戻した。美しい」
「彼は時計を巻き戻した。25歳のようにプレーしている。でも、現実には彼のパスポートは35歳と示している。美しいことだよ。誰もがシーズンをゼロからフレッシュなスタートを飾る。
最初の2大会で自信を取り戻して、コートでのフィーリングを取り戻すものなんだ。ロジャーの場合は、彼は全てを満たしていた。一方、アンディとノバクは今季まだ活躍していない。自信に満ち溢れている時にはテニスは簡単になるんだ」
2016年12月までノバク・ジョコビッチ(セルビア)のコーチを務めていたが、現在のフェデラーは世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)とかつての愛弟子ジョコビッチをも凌ぐ好調ぶりを示しているという。
「NO1の座を守り続けるのは常に挑戦だ。しかし、かつて成し遂げた選手にとっては特段、危険なことだ。ロジャーはどんなペースで戦うべきか知っている。いかにスケジュールを作るか知っているんだ」
フェデラーは膝の負担を軽減するために、マイアミ・オープンで優勝後、5月末の全仏オープンまで8週間のオフを取り、クレーコートでの戦いを回避する方針を発表している。テニス界の先輩レジェンドからも偉大さを認められたフェデラーは、ここからどんな美しいパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer