大谷翔平の争奪戦に“ダークホース”1球団 米全国紙が指摘、魅力は「WSへ簡単なルート提供」
米大リーグ・エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手。米スポーツ専門局「ESPN」は争奪戦に参戦中の5球団について紹介していたが、米全国紙「USAトゥデイ」はこれに“大穴”として1球団をプラス。その理由について「ワールドシリーズへの最も簡単なルートをオオタニに提供することができるかもしれない」などと伝えている。
エンゼルスからFAの大谷に米全国紙が注目
米大リーグ・エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手。米スポーツ専門局「ESPN」は争奪戦に参戦中の5球団について紹介していたが、米全国紙「USAトゥデイ」はこれに“大穴”として1球団をプラス。その理由について「ワールドシリーズへの最も簡単なルートをオオタニに提供することができるかもしれない」などと伝えている。
「USAトゥデイ」は「ショウヘイ・オオタニ:ドジャース、ブルージェイズ、カブス、ジャイアンツ、加えてワイルドカードにも最適」との見出しで記事を掲載。ESPNのジェフ・パッサン記者が大谷争奪戦に参戦中の5球団を挙げていたことを紹介しつつ「あまり知られていない別の行く先を紹介する」と“ダークホース”の1球団をピックアップした。
それはアトランタ・ブレーブス。今季104勝58敗、メジャー30球団でトップの勝率.642を誇った“最強球団”だ。記事では「ブレーブスはオオタニに多大な興味を示していると報じられているか?いいや」と大谷のFA報道であまり名前が出る機会はなかったとしながら「しかし、彼らはこのリストのどのチームよりもワールドシリーズへの最も簡単なルートをオオタニに提供することができるかもしれない」とその魅力を伝えた。
ナ・リーグMVPのアクーニャJr.、本塁打王のオルソンらを擁し、2023年は強力打線で相手投手陣を粉砕してきた。「アトランタでオオタニは、他のチームのように、打席でパフォーマンスを発揮するプレッシャーをほとんど感じないだろう」と、心強い味方がいると強調している。
ブレーブスは2021年にワールドシリーズ制覇。オルソン、アクーニャJr.ら主力と長期契約を結んでいる。大谷獲得なら驚くべき最強打線が完成するが、記事では懸念点として、DHに今季40本塁打をマークしたマルセル・オズナがいることを挙げ「これは贅沢な問題である」としている。
投手陣に目を移すと、好左腕マックス・フリードが来季終了後にFAとなるため、記事では「理論的にオオタニは、2025年の先発ローテーションの不足分の一部を掴む可能性はある」と指摘。右ひじの手術で来季登板しない大谷だが、2025年に投手として復活すればフリードの穴を埋められるとした。「大谷は彼ら(ブレーブス)の攻撃での勢いをほとんど止められないものにできるかもしれない」とも記されている。
(THE ANSWER編集部)