日本人の五輪王座死守へ 悔しい柔道GS東京2位、パリ代表・橋本壮市「まだ終わったわけじゃ…」
柔道のグランドスラム(GS)東京大会初日が2日、東京体育館で行われた。男子73キロ級決勝では、2024年パリ五輪代表に内定している32歳の橋本壮市(パーク24)がヒダヤト・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)に敗れ、大会連覇はならなかった。
柔道グランドスラム東京
柔道のグランドスラム(GS)東京大会初日が2日、東京体育館で行われた。男子73キロ級決勝では、2024年パリ五輪代表に内定している32歳の橋本壮市(パーク24)がヒダヤト・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)に敗れ、大会連覇はならなかった。
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世界ランク1位のヘイダロフに対し、橋本は3位。試合は両者指導2つを受け、4分で決着がつかず。ゴールデンスコア方式の延長戦に入った直後、橋本は隅返しを掛けられた。映像判定にもつれたが、技ありを取られて敗戦。悔しそうに天を仰いだ。
「素直に悔しいです。腕を抱えられて押し込まれた。日本開催でたくさん応援もあり、モチベーションはありました。その中で勝てず悔しい。研究されているのは感じた」
17年世界選手権を制したが、同階級には五輪連覇した大野将平が君臨。橋本はリオ五輪、東京五輪ともに代表争いで敗れた。しかし、大野は今年3月にパリ五輪を目指さず、プレーイングコーチ就任を発表。絶対王者が不在となった。
橋本は5月の世界選手権で銀メダルに輝いた。21年から銀、銅、銀と3大会連続でメダルを獲得。2番手との差が大きいと判断され、悲願の五輪代表に内定した。9月の杭州アジア大会は銀メダル。今大会は欠場の選択肢もあったが、「自分の柔道の幅を広げたい。日本で試合ができるのもこれしかないし、勝つ姿を見せたい」と出場を決めた。
「五輪まで残り何試合できるかわからない。修正して金メダルを獲りたい。まだ終わったわけじゃないので」。日本の五輪王座死守へ、成長を誓った。
(THE ANSWER編集部)