プラチナ世代・小倉彩愛が2位通過 弱かったゴルフへの気持ちを払拭「熱さ取り戻した感じある」【女子ゴルフQTファイナル】
国内女子ゴルフの2023年クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージは1日、静岡県・葛城GC宇刈C(6421ヤード、パー72)で最終日が行われ、9位から出た宋佳銀(韓国)が67で回り、通算9アンダーで1位となった。7アンダーの単独2位に入って来年前半戦の出場権を得た小倉彩愛(明治安田生命)は2000年生まれのプラチナ世代。緊張感が漂う中で粘りのゴルフを展開し「熱さを取り戻した」と来年に向かって気持ちを高めた。
QTファイナルステージ最終日
国内女子ゴルフの2023年クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージは1日、静岡県・葛城GC宇刈C(6421ヤード、パー72)で最終日が行われ、9位から出た宋佳銀(韓国)が67で回り、通算9アンダーで1位となった。7アンダーの単独2位に入って来年前半戦の出場権を得た小倉彩愛(明治安田生命)は2000年生まれのプラチナ世代。緊張感が漂う中で粘りのゴルフを展開し「熱さを取り戻した」と来年に向かって気持ちを高めた。
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苦しい1日を乗り切った。「アイアンショットの感覚は今日が一番」だったとはいえ、風のジャッジがうまくいかずに2番でボギーが先行。6、7番の連続バーディーで盛り返したが、続く8番でボギーとすると、後半も11、12番で連続ボギーとして「流れに乗れなかった」という。それでも「手応えはあった1日でした」と結果が出たことに納得した。
今季のメルセデス・ランキング(MR)は102位。前年のQTで前半戦の出場権を得た2022年は4月のKKT杯バンテリンレディスで4人のプレーオフに敗れたものの、自己最高の2位という結果を残した。リランキングで後半戦9月までの出場権も得ると、見事にMR50位に入って今季のシード権を獲得。しかし「いろいろ試しながらやっている部分があって、試していたことがなかなかうまくいかなくて、気持ちも落ちちゃって」。出場32試合中、予選を通過したのは序盤の4試合だけ。予選落ち25試合、棄権3試合と歯車がかみ合わないシーズンだった。
「ゴルフに対する意欲も高かったとは言えない」と自覚していた中で迎えた今回のQT。「ゴルフに対する気持ちが弱い」と感じながらのプレーだったが、日を追うごとに意識は変わってきた。「QTで暑さを取り戻した感じがあるので、来年に繋がると思うし、オフにもっと上手になりたい気持ちが大きいです」。大きなターニングポイントになる4日間を乗り越え、来季に向けて意欲に満ちてきたようだ。
通算6アンダーの3位には藤田かれん(ライク)、河本結(リコー)、菅楓華(日商学園高)が入り、通算5アンダーの6位タイに大里桃子(伊藤園)、木戸愛(フリー)、脇元華(GMOインターネットグループ)が入った。例年、前半戦の出場権は35位前後の選手に付与されている。
(THE ANSWER編集部)