日本人4人目のNBA入りは「間違いなくある」 富永啓生の大学HCが断言「NBA幹部はみんな…」
米プロバスケットボール(NBA)入りを目指して全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1・ネブラスカ大で奮闘する富永啓生を、米スポーツ専門局「ESPN」が特集した。今夏の男子バスケットボール・ワールドカップ(W杯)では、日本代表の2024年パリ五輪出場権獲得にも貢献。間近で見守る同大ヘッドコーチ(HC)は、NBA入りの可能性は「間違いなくある」と断言している。
米スポーツ専門局「ESPN」が富永啓生を特集
米プロバスケットボール(NBA)入りを目指して全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1・ネブラスカ大で奮闘する富永啓生を、米スポーツ専門局「ESPN」が特集した。今夏の男子バスケットボール・ワールドカップ(W杯)では、日本代表の2024年パリ五輪出場権獲得にも貢献。間近で見守る同大ヘッドコーチ(HC)は、NBA入りの可能性は「間違いなくある」と断言している。
ESPNは「日本のケイセイ・トミナガはネブラスカ州リンカーンで2つ目のホームを見つけた」と題して特集。NBAの名シューターになぞらえ、“日本のステフィン・カリー”の異名を持つ22歳に脚光を浴びせた。
日本人4人目のNBA選手を目指す富永は、今夏のNBAドラフトにアーリーエントリー。最終的にはエントリーを取り下げてネブラスカ大への復帰を選択したが、5月にはペイサーズのプレドラフト・ワークアウト(ドラフト前練習)にも参加した。同大のフレッド・ホイバーグHCは、NBAの球団幹部の間でも注目は高まっていると明かす。
「我々の体育館に入ってくるNBAの幹部はみんな、私にケイセイについて話してくる。『彼の天井は?』『彼はNBA選手になれるか?』とね。もちろんさ。彼のシュートの打ち方、ボールを持っていない時の動き方……3ポイントシュートを決められる男が必要で、彼にはそれができる。彼がNBAに辿り着くチャンスはあるかって? 間違いなくあるよ」
自身もNBAで10年間プレーし、ティンバーウルブズでフロントオフィスを、ブルズでHCを歴任したホイバーグHCも太鼓判を押した。
富永は愛知・桜丘高卒業後、NJCAA(全米短期大学体育協会)のレンジャー・カレッジに進学し、2021-22シーズンからネブラスカ大へ編入。同大のあるリンカーンでは既に「ロックスター」並の人気を誇るという。大学3年目の今季は11月6日(日本時間7日)に始まったばかり。念願のNBA入りへアピールを続けたいところだ。