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ゴルフ場でラウンド直後に“テレワーク” 全国に広がり始めた「ゴルファーケーション」の波

ゴルフ場でも仕事ができる時代になってきた。全国に171か所のコース、26か所の練習場を有するアコーディア・ゴルフは、9月9日にリニューアルオープンした東京・八王子市の東京相武CCのクラブハウスにワーキングスペースを設けている。ショップ横にある壁に長机、椅子、電源のコンセントを設置。同CC関係者によると、日々、昼食時やラウンド後にパソコンを開き、メールチェックなど仕事に取り組む利用者がいるという。

東京相武CCのクラブハウス内に設置されたワーキングスペース【写真:編集部】
東京相武CCのクラブハウス内に設置されたワーキングスペース【写真:編集部】

コロナ禍以降の働き方の変化に対応

 ゴルフ場でも仕事ができる時代になってきた。全国に171か所のコース、26か所の練習場を有するアコーディア・ゴルフは、9月9日にリニューアルオープンした東京・八王子市の東京相武CCのクラブハウスにワーキングスペースを設けている。ショップ横にある壁に長机、椅子、電源のコンセントを設置。同CC関係者によると、日々、昼食時やラウンド後にパソコンを開き、メールチェックなど仕事に取り組む利用者がいるという。

 設置のきっかけは、リニューアル前に同CCでソファに座るなどして、仕事をする利用者の姿があったからだった。

「東京相武CCはリニューアルが決まった段階で、お客さまにさらなる利便性をご提供する目的でコンセントを設置することになりました」(アコーディア・ゴルフ広報)

 コロナ禍をきっかけに働き方は大きく変わった。時間はフレックスで出社の必要がない企業、団体が増え、パソコンとスマートフォンがあれば、どこでも仕事をできるようになってきた。そのような状況下で、平日にゴルフを楽しみ、終了後すぐに仕事に入る利用者も少なくないようだ。

 全国を見渡すと、使われなくなったコンペルームをワーキングルームとして開放しているゴルフ場もある。

 沖縄・名護市のかねひで喜瀬CCでは、1人無料で利用できるオープンラウンジ、セミナーなど多人数に対応できるコンペルーム、個室とミーティングスペースを備えたグループワークに便利なロッジ部屋の3タイプを用意している。

「テレワークタウン しらかわ」を打ち出している福島・白河市エリアの複数のゴルフ場でも、「ゴルファーケーション」(ワーケーションとゴルフをかけ合わせたスポーツワーケーション)を実現するべく、料金内で利用可能なテレワークの場所と設備がある。

 東京相武CCで1つの手応えを感じているアコーディア・ゴルフ広報担当は「今後の施設改修でも、充電スペースの設置を可能な限り検討していきます」とコメント。全国展開する同社の取り組みが本格化すれば、「ゴルファーケーション」の流れは一気に広がりそうだ。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)


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