日本に惜敗、韓国が超えられなかった「高い壁」とは 地元紙が伝えた明暗、プロ同士の日韓戦は8連敗
アジアプロ野球チャンピオンシップの最終日が19日、東京ドームで行われ、日本代表「侍ジャパン」は4-3で韓国に延長サヨナラ勝ちし、2017年の前回大会に続く連覇を果たした。惜敗した韓国のメディアは、代表チームの成長に手ごたえを感じると同時に「プロが出場した日韓戦で8連敗」という事実も伝えている。
カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
アジアプロ野球チャンピオンシップの最終日が19日、東京ドームで行われ、日本代表「侍ジャパン」は4-3で韓国に延長サヨナラ勝ちし、2017年の前回大会に続く連覇を果たした。惜敗した韓国のメディアは、代表チームの成長に手ごたえを感じると同時に「プロが出場した日韓戦で8連敗」という事実も伝えている。
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韓国紙「京郷新聞」は「東京ドームの高い壁」という見出しで報じた。「日本と対等な試合をした。日本の壁を改めて実感するとともに韓国野球の明るい未来を確認した試合だった」と、敗戦の中にも韓国代表の再建へ“兆し”が見えたとしている。
一方で、敗北についても「2017年に開かれた最初の大会では、決勝で0-7で日本に敗れた韓国は、6年ぶりに開かれた今回の第2回大会でも日本の壁に屈した。加えて韓国は、2015年のプレミア12の準決勝で4-3で勝利してから、プロ選手同士で戦った日韓戦を8連敗している」と冷静に伝えている。
韓国は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会連続の1次ラウンド敗退を喫した。代表チームは世代交代に舵を切り、9月のアジア大会、原則24歳以下の制限があるこの大会と若いチームで臨んでいる。
そして決勝戦、先にペースを握ったのは韓国だった。両軍無得点の3回、韓国は四球と敵失で無死一、二塁の好機を作ると、4番のノ・シファン内野手(ハンファ)が左中間に2点二塁打し先制した。先発のクァク・ビン投手(斗山)も5回1失点の好投。走者を許しながらも牧秀悟内野手(DeNA)のソロ本塁打による失点だけにとどめた。
記事は「17日の試合では日本に1-2で敗れた。当時、両チームの格差は目に見える『1点』より大きかった。韓国は日本の左腕、隅田知一郎(西武)の壁に徹底的に遮られた」としている。そこから決勝まで、短期間で見せた競争力の向上に驚いた様子だった。
(THE ANSWER編集部)