大王製紙エリエール・レディース

　女子ゴルフの国内ツアー、大王製紙エリエール・レディースは19日、愛媛・エリエールGC松山（6575ヤード、パー71）で最終日が行われ、2位で出た青木瀬令奈（リシャール・ミル）が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算13アンダーで今季2勝目、通算5勝目を挙げた。優勝会見では「5勝目をするためにいろんなことを制限してきたので。やっとお酒を飲みたい」とご褒美に禁酒を解禁することを明かした。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　前日が悪天候により中止となり、54ホールに短縮された今大会。2位で最終日を迎えた青木は1番から2連続バーディーでスタートダッシュをかけ、前半だけで4バーディーを奪った。後半は14番パー4で初めてボギーを叩いたものの、勝負所の17番パー5でバーディー。混戦を一歩抜け出し、2位の西郷真央を1打差振り切った。

　青木にとっての最大の喜びは目標のシーズン複数回優勝とともに節目の通算5勝目を達成したこと。「コーチからも『5勝できるよ』と言われながら、励まし合いながらやってきた結果」と感慨に耽り、「5勝目をするためにいろんなことを制限してきたので。やっとお酒を飲みたいなと……2年半ぶりくらいに（笑）。ハイボールやワインが好きなので、飲みたいです。（大好きな）宝塚も観に行きたい」と笑った。

　禁酒のきっかけは27歳の時。もともと苦手だったお酒が飲めるようになり、お祝いの席や父との晩酌などで嗜む程度になったが、コーチから「お酒を飲んだ次の日にトップの位置が拳一つ分くらい下がる」と指摘された。「目標を達成するために何かを犠牲にすると決めて、最初に加わったのがお酒でした」と明かしたが、今日ばかりは勝利の美酒を解禁。今後の目標については「やはりメジャー優勝がしたいです」と意気込んだ。