侍ナインも称賛、台湾の剛腕の5回完全投球 門脇「真っすぐが強い」森下「初対戦では厳しい」
アジアプロ野球チャンピオンシップが16日、東京ドームで開幕。日本代表「侍ジャパン」は台湾と対戦し、4-0で勝利した。敗れはしたものの、台湾の先発・古林睿煬投手は7回途中3安打1失点と好投。7回に森下翔太外野手(阪神)に先制ソロを浴びるも、最速154キロの直球で押して5回まで侍打線をパーフェクトに封じた。日本代表からもその投球を認めるコメントが出ている。
カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
アジアプロ野球チャンピオンシップが16日、東京ドームで開幕。日本代表「侍ジャパン」は台湾と対戦し、4-0で勝利した。敗れはしたものの、台湾の先発・古林睿煬投手は7回途中3安打1失点と好投。7回に森下翔太外野手(阪神)に先制ソロを浴びるも、最速154キロの直球で押して5回まで侍打線をパーフェクトに封じた。日本代表からもその投球を認めるコメントが出ている。
23歳の古林睿煬は、自己最速157キロを誇る剛腕。今季台湾プロ野球CPBLで13試合に先発し5勝2敗、防御率1.80の好成績を残している。侍ジャパンを相手に、初回から150キロを超える速球を披露。2回1死で対戦した佐藤輝明には外角いっぱいの154キロで見逃し三振。万波にも154キロを投げ込むなど、5回をパーフェクトに抑えた。
6回に門脇誠(巨人)に初安打となる二塁打を浴び、7回には森下に左越えソロを浴びた。しかし侍ジャパン相手の好投で、X上で「台湾のピッチャー」がトレンド入りするほどのインパクトを日本の野球ファンに与えた。
5回まで完全投球をされた侍ジャパンの打者も、古林の実力を認めた。先制ソロを放った森下は「台湾も強かった。なかなか相手投手を攻略できなかったけれど、自分の一本で1点とれたのはよかった」と安堵。「コントロールもよく、球も速かったし、変化球でもカウントを取れていた。初対戦で厳しいというか、良いピッチャーでした」と振り返った。
井端ジャパンの初安打を放った門脇は、右飛に打ち取られた第1打席を振り返り「真っ直ぐから入ったんですけど、ファウルになって。やっぱり思っていた以上に真っ直ぐがちゃんと強かったんで。ああ、いいピッチャーだなと思いましたね」と話した。
なかなかヒットこそ出なかったチームだが、焦りはなかった模様。門脇は「みんなもいい打球が多かったんで。いつかヒットになるだろうと。それぐらいあまり思い込まずにいつも通りやりました」と話した。
(THE ANSWER編集部)