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東京ドームに19歳の韓国160キロ右腕が登場 「大谷、佐々木と戦える」母国期待の逸材が102球力投

 アジアプロ野球チャンピオンシップが16日、東京ドームで開幕。オープニングゲームで韓国とオーストラリアが対戦した。韓国は19歳の160キロ右腕ムン・ドンジュが先発。初回に先取点を許すも立ち直り、最速は154キロをマーク。102球目にも152キロをマークするなど、6回途中5安打2失点で降板した。

オーストラリア戦で先発した韓国のムン・ドンジュ【写真:荒川祐史】
オーストラリア戦で先発した韓国のムン・ドンジュ【写真:荒川祐史】

カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023

 アジアプロ野球チャンピオンシップが16日、東京ドームで開幕した。若き侍ジャパンも出場する今大会。オープニングゲームで韓国とオーストラリアが対戦した。韓国は19歳の160キロ右腕ムン・ドンジュが先発。初回に先取点を許すも立ち直り、最速は154キロをマーク。102球目にも152キロをマークするなど、6回途中5安打2失点で降板した。

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 初の東京ドームのマウンド。1番スペンスに初球152キロの速球を投げ込むと、7球目には153キロを計測。四球となったが、続く2番ホワイトフィールドは151キロの速球で詰まらせセカンドフライ。その後は暴投と四球で2死一、三塁のピンチを迎えると、5番キャンベルに中前打を打たれて先制を許した。

 その後は変化球の割合も増えて立ち直り、4回には154キロを計測。5回は2奪三振を記録するなど初の三者凡退だった。しかし1-1と同点の6回、先頭打者の4番ホールに150キロ速球を右中間席に運ばれる勝ち越しソロを被弾。それでも102球目に152キロを計測するなど力を見せた。最後は2死からウィリアムスに四球を与えて降板。6回途中5安打2失点、奪三振5、四球4の内容だった。

 韓国プロ野球(KBO)のハンファ・イーグルスに所属するムン・ドンジュは、今年4月12日のKIAタイガース戦で韓国人投手としてはリーグ史上初となる球速160.1キロをマーク。韓国メディア「hankooki」は当時の報道で「3年後、2026年のWBCでは佐々木朗希、大谷翔平とも戦えるはずだ」と期待していた。

 前日会見で「どんなバッターが来ても、緊張せず速い球が投げられる」と自身の長所を語っていたムン・ドンジュ。身長188センチの恵まれた体格で、セットポジションから威力あるボールを投げ込み、東京ドームに集まった母国ファンを沸かせていた。

(THE ANSWER編集部)


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