【異例】ロッテ球団職員の“最後の1日”密着動画が200万再生の大反響 谷保恵美さん「ビックリ」
プロ野球・ロッテの本拠地場内アナウンス担当を33年間務め、今季限りで引退することとなった谷保恵美さんの公式戦最後のアナウンス舞台裏映像が、球団公式YouTubeで200万再生を突破した。2023年の数ある動画の中でも断トツの再生数。10年前から始まった同チャンネルにおいて歴代でも2位という大反響となっている。谷保さんは「本当にビックリですし、嬉しい」と驚きを口にした。
33年間務めた場内アナウンス担当を引退、球団歴代2位の再生回数
プロ野球・ロッテの本拠地場内アナウンス担当を33年間務め、今季限りで引退することとなった谷保恵美さんの公式戦最後のアナウンス舞台裏映像が、球団公式YouTubeで200万再生を突破した。10年前から始まった同チャンネルにおいて再生回数は歴代2位の大反響。谷保さんは「本当にビックリですし、嬉しい」と驚きを口にした。
10月7日のオリックス戦。今季の本拠地最終戦で、谷保さんにとって33年間のアナウンス担当人生でレギュラーシーズン最後の1日だった(その後CSでも担当)。その舞台裏を撮影した広報カメラの映像。他球団からも数多くの花束が届き、感謝していた谷保さんは、最後のアナウンスで感極まって涙。サプライズでグラウンドに呼ばれ、花束贈呈や記念撮影が行われたほか、ライトスタンドから「谷保コール」を浴びる感動的な場面もあった。
「ありがとう谷保さん。サプライズセレモニーにカメラが接近!」のタイトルで公開された動画は、3日に200万再生を突破。これは同チャンネルの今季動画の中では断トツの再生数で、歴代でも8年前の2015年2月に投稿されたルイス・クルーズ内野手の見事なグラブさばきの映像に続き、堂々の2位だ。公開から27日で大台に到達する爆発的な反響で、球団職員をメインにした映像がこれだけの話題となるのは球界でも異例といえる。
1600件を超えるコメントも集まり、谷保さんは「本当にビックリですし、嬉しいです。温かいコメントも沢山いただきまして本当に本当に幸せな33年間だったなあと改めて思いました。ファンの皆様、ご視聴ありがとうございました。千葉ロッテマリーンズのYouTube動画は面白いものばかりなので、これからもぜひご覧ください」と球団を通じてコメントしている。
12球団ファンから愛されたマリンの名物アナウンス担当が、惜しまれながらもマイクを置く。先月、「THE ANSWER」に寄せた手記の中では「泣きが入ると喋れなくなるので、絶対に泣かないと決めていたんですけど……。花束をグラウンドでいただく流れも『そういうのはやらないから大丈夫!』と職員に言われていたのに、行くの?!ってビックリしました」とこの日のサプライズを振り返っていた。
■谷保 恵美(たにほ・えみ)
1966年5月11日生まれ。北海道帯広市出身。帯広三条高では野球部マネージャー。札幌大女子短大に進学後も札幌大野球部のマネージャーを務める。90年にロッテオリオンズ入社。91年から2軍の球場アナウンスを担当する。94年からは主に1軍本拠地を担当し、96年10月1日の近鉄25回戦以後は1試合も休むことなく連続担当を継続。33年目の今季、公式戦のアナウンス担当2100試合を達成した。
(THE ANSWER編集部)