メドベージェフの指の動きに注目

　男子テニスのロレックス・パリ・マスターズのシングルス2回戦が1日、フランス・パリで行われ、世界ランク3位ダニール・メドベージェフが同17位グリゴル・ディミトロフ（ブルガリア）に1-2で敗れた。コートを去る際、観客に中指を立てた疑惑が浮上。海外メディアが動画を公開。本人は「爪をチェックしただけ」と理由を語ったが、米紙は行為について「火に油を注いだ」と報じた。

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　不自然な手の動きをしていたようだ。メドベージェフはプレーに納得がいかず、試合中にラケットを破壊。観客からブーイングを受けた。試合にも敗れ、荷物を持って退場。通路を歩く際、右手を見ながら細かに指を動かしていた。

　多くの海外メディアが動画を公開。米放送局「CNN」などによると、メドベージェフは試合後に「こんな風に爪をチェックしただけだ」と身振り手振りで説明。メディアの問に対し、「いいや、本当に、それ以上の事は何もない。なんで私がパリ・ベルシーのこの美しい観衆に対してそんなことをするんだ？」と釈明したという。

　一方、米紙「ニューヨークポスト」は異なる見解のようだ。「メドベージェフはパリ・マスターズで中指を立て暴落」との見出しを打ち、同様のコメントを掲載。「メドベージェフは、パリ・マスターズで敗退した最新の上位シード選手となったが、水曜に試合で負ける前にカッとなって、観衆に中指を立てて終えた」と指摘した。

　さらに「このテニス界の悪役はコートを去る際に観衆に中指を立てているように見え、火に油を注いだ」と辛辣に報じている。苦しすぎる言い訳に聞こえたようだ。