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織田信成、全日本に出られない経緯を説明 再発防止を約束「他の選手に起こらないよう…」

フィギュアスケートの織田信成(大阪スケート倶楽部)が29日、インスタグラムを更新し、12月の全日本選手権(長野)に出られない経緯を説明した。28日の西日本選手権男子シングルで優勝。しかし、競技復帰時の手続きに不備が明らかとなり、日本アンチ・ドーピング規定に触れていた。

織田信成【写真:Getty Images】
織田信成【写真:Getty Images】

織田信成がインスタグラム更新

 フィギュアスケートの織田信成(大阪スケート倶楽部)が29日、インスタグラムを更新し、12月の全日本選手権(長野)に出られない経緯を説明した。28日の西日本選手権男子シングルで優勝。しかし、競技復帰時の手続きに不備が明らかとなり、日本アンチ・ドーピング規定に触れていた。

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 織田は10年ぶりの全日本出場資格が認められず。インスタグラムでは「いつも応援して下さるファンの皆様、関係者の皆様へ」と題し、「この度はご心配をお掛けし大変申し訳ございません」と謝罪した。

「WADA(世界ドーピング防止機構)・JADA(日本アンチ・ドーピング機構)への登録手続きの不備により、全日本選手権への参加が叶わなくなったことをご報告いたします」とし、出場不可となった経緯について説明した。

「昨年10月に日本スケート連盟・大阪府スケート連盟に現役復帰の報告を行い、選手登録に必要な手続きについて、その都度確認して参りました。その際、ドーピング手続きの指摘やチェックはなく、自分自身も気付いていませんでした。

 今年7月に日本スケート連盟から『WADAへのドーピング登録が済んでいない。全日本選手権出場への登録期間を過ぎているので、すぐに除外申請書をWADAに提出してほしい』旨の連絡がありました。連盟の指示通り、WADAへ除外申請書を提出しましたが、8月末にWADAから『除外申請を却下する』との報告がありました。

 全日本選手権への出場条件となる近畿大会・西日本大会は、日本スケート連盟の許可の下、出場しました。同時に、全日本選手権出場の可能性を探れないか近日まで各所に相談して参りました。しかし、西日本大会前日に、日本スケート連盟から『全日本出場不可』を関係者や報道各社にリリースする、と告げられました。

 結果は真摯に受け止め、自分自身や周囲の関係者もドーピングに対する手続きに気づくことができなかったことも猛省しております」

 引退から現役復帰した道のりについて「10年ぶりの全日本出場という目標に向かい、覚悟を決めて厳しいトレーニングを重ねてきました」と説明。「今回の問題で、動揺もありましたが、西日本大会を優勝することができました。これも、皆様の温かい応援のおかげです。本当にありがとうございました。一方で、ご期待に沿えない形になり、申し訳なく思います」と感謝と無念の想いをつづっている。

 昨今のドーピング問題に触れ、「今後他の選手に対しこのようなことが起こらないよう、選手が競技に集中できるサポート体制を作れるよう、日本スケート連盟を始めとした関係各位と、微力ながら私自身も協力させて頂きたく、またスケート界のさらなる発展に貢献できるようにしていきたいと思います」と約束。「これからもスケートに対し、真摯に向き合っていきたいという想いです。出場できる大会に向け全力を尽くしますので、これからも引き続き応援して下さると幸いです」と締めくくった。

(THE ANSWER編集部)


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