台湾にいたヤクルト隠し玉の高校3年生 球団発表はMAX147キロも地元紙「最近151キロを計測した」
「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日に都内で行われ、ヤクルトは育成1位で台湾・鶯歌工商(イングコウショウ)高の高橋翔聖投手を指名した。サプライズ指名に野球ファンが驚いたが、台湾メディアも「日本のプロ野球ドラフト会議史上初めて、台湾の現役高校生選手として球団から指名を受けることとなった」と初の出来事を報じている。
ドラフト会議でヤクルトが育成1位に高橋翔聖投手を指名
「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日に都内で行われ、ヤクルトは育成1位で台湾・鶯歌工商(イングコウショウ)高の高橋翔聖投手を指名した。サプライズ指名に野球ファンが驚いたが、台湾メディアも「日本のプロ野球ドラフト会議史上初めて、台湾の現役高校生選手として球団から指名を受けることとなった」と初の出来事を報じている。
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台湾の大手紙「自由時報」は、無事ヤクルトの一員となれば球団では郭建成に続く2人目の台湾選手となることなどを紹介。台湾名は「徐翔聖(ショウ・シャンセン)」で台湾人の父と日本人の母を持つ。幼いころには日本で暮らした経験もあるという。
鶯歌工商の王傳家監督によると、高橋は当初二刀流を目指していたという。記事では「長打力はあったが、打撃があまり確実ではなく、守っていたセカンドの守備もそれほど目立ったものではなかったことから、その後投手に集中することとなった」と投手専念の経緯を説明した。
187センチ、81キロの体格を誇る高橋は、ヤクルト球団の発表によると最速147キロだが、記事では「最近の実戦で151キロを出している。ピッチング(の特徴)は腕の振りが柔軟で力強いことだという」と150キロを超える球速を叩き出したとも伝えている。
恵まれた体格で球速も向上しており、台湾プロ野球だけではなく米国のスカウトも注目していた逸材だと同紙は伝え、「しかし、彼は来年高校を卒業した後に台湾のプロ野球ドラフトに申請する道や米国に渡る道は選ばず、まったく異なる道を行くことになった」とも記載。王監督が「目標や考え方はみな違う。徐翔聖は小さいころから日本のプロ野球に憧れて、いつか挑戦してみたいと思っていたようだ。教えてきた選手が夢をかなえるのを見るのはうれしい。これから更に上にあがれるよう願っている」と語ったことも伝えられている。
(THE ANSWER編集部)