[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

明大会場、ドラフト3人指名の快挙でも無念の静寂 侍大学代表・蒔田稔が指名漏れ「実力不足」

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日に行われ、4選手が志望届を提出していた明大はロッテのドラフト1位で上田希由翔(きゅうと)内野手、ヤクルトの同3位で石原勇輝投手、ソフトバンクの同4位で村田賢一投手の3選手が指名を受けた。唯一指名漏れとなった蒔田稔投手は「自分の力が足りなかった。実力不足だと受け止めたい」と語り、今後は社会人野球に進むと明かした。

明大の蒔田稔(中央)【写真:荒川祐史】
明大の蒔田稔(中央)【写真:荒川祐史】

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日に行われ、4選手が志望届を提出していた明大はロッテのドラフト1位で上田希由翔(きゅうと)内野手、ヤクルトの同3位で石原勇輝投手、ソフトバンクの同4位で村田賢一投手の3選手が指名を受けた。唯一指名漏れとなった蒔田稔投手は「自分の力が足りなかった。実力不足だと受け止めたい」と語り、今後は社会人野球に進むと明かした。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)

 都内の同校野球部合宿所で同僚たちとテレビで視聴。上田らの名前が呼ばれ、蒔田もその度に喜んだが、自分の名前は最後までテレビから聞こえてこなかった。固唾を飲んでドラフトを見守った明大ナイン。最後の「選択終了」がアナウンスされた瞬間、3人が指名された快挙の会場とは思えないほど、無念の想いが漂った。

 時折、天を仰ぐようにして息を吐いていた蒔田。失意の中でも取材に応じ、「下位なら呼ばれるかな、と少し思っていました」と正直な胸の内を明かした。

 九州学院では2学年上の現ヤクルト・村上宗隆とバッテリーを組んだことも。明大では通算32試合に登板して11勝4敗、防御率2.43の好成績。特に今秋は6試合で防御率0.68とリーグトップの数字を叩き出した。今年の日米大学野球選手権の優勝メンバーでもある。

「ドラフト直後でモチベーションは難しいところはあるんですけど、野球はしっかり継続していきたい。やる限りは(プロを)目指したいと思います」

 指名を受けた3人へは「一緒にやってきた仲間。プロの舞台で活躍してもらって、自分はステージは違うんですけど、頑張っていきたい」とエール。この日、田中監督は「人として社会に通用する人間」を育て上げていると口にしたが、気丈に、丁寧に取材に応じた蒔田の姿がそれを体現していた。未来の飛躍へ、この経験を忘れない。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集