【ドラフト出来事まとめ】クジ引き奇策、“広陵のボンズ”指名漏れ、東都7人1位快挙…全122人指名で今年もドラマ続出
「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、全選手の指名が終了。全122人(支配下72人、育成51人)がプロ入りの切符を掴んだ。豊作と言われた今年のドラフト。クジ引きによる明暗、同一リーグから7人ドラフト1位誕生、有力選手の指名漏れなど、今年も悲喜こもごものドラマが生まれた。およそ3時間、リアルタイムでチェックできなかったファン向けに主なトピックをまとめる。
「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」
「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、全選手の指名が終了。全122人(支配下72人、育成50人)がプロ入りの切符を掴んだ。豊作と言われた今年のドラフト。クジ引きによる明暗、同一リーグから7人ドラフト1位誕生、有力選手の指名漏れなど、今年も悲喜こもごものドラマが生まれた。およそ3時間、リアルタイムでチェックできなかったファン向けに主なトピックをまとめる。
○最多競合は3球団のENEOS度会&国学院大・武内
1位指名で国学院大・武内夏暉投手とENEOS・度会隆輝外野手が3球団競合した。武内は西武、度会はDeNAが交渉権を獲得した。対照的に今季のリーグ覇者のみ一本釣り。阪神は青学大・下村海翔投手、オリックスは上田西高・横山聖哉内野手を指名した。
○クジ引き7回発生、日本ハム・新庄監督は奇策
1位入札は外れも含め競合が相次ぎ、7回もクジ引きが発生した。中大・西舘勇陽は巨人と日本ハムが入札。クジ引きに臨んだ日本ハム・新庄監督は、左胸にくじを当てたまま、巨人・阿部監督の開封を待つ“奇策”に出たが、阿部監督に引き当てられた。
○1位に東都大学リーグから7人指名の快挙
青学大・下村海翔投手(阪神)、青学大・常広羽也斗投手(広島)、中大・西舘勇陽投手(巨人)、国学院大・武内夏暉投手(西武)、専大・西舘昂汰投手(ヤクルト)、東洋大・細野晴希投手(日本ハム)、亜大・草加勝投手(中日)が1位指名された。同一の大学リーグから7人を指名されるのは史上最多。
○2位指名に独立リーグから2人と躍進
日本海リーグ・富山の大谷輝龍投手がロッテから、四国アイランドリーグplus・徳島の椎葉剛投手が阪神から2位指名され、独立リーグ勢の躍進が際立った。
○明大から14年連続、独立リーグ徳島から11年連続指名
多くの名選手を輩出している明大はロッテ1位の上田希由翔内野手らが指名され、同校が持つ史上最長記録を更新する14年連続ドラフト指名に。また、四国アイランドリーグplusの徳島も独立リーグながら11年連続指名となった。
○ひらがな名前のプロ野球選手が誕生
日本ハムが5位指名したのは前橋工・星野ひので外野手。ひらがなの名前を持つ珍しい選手のプロ野球選手が生まれた。
○“広陵のボンズ”ら注目選手が指名されず
高校No.1スラッガーの呼び声も高かった広陵・真鍋慧内野手は名前を呼ばれず。大学など上のステージに進み、再挑戦するとみられる。また、高校生では沖縄尚学・東恩納蒼投手、仙台育英・仁田陽翔投手ら、大学生では明大・蒔田稔投手、立大・池田陽佑投手らも指名漏れとなった。
(THE ANSWER編集部)