NBA2023-24年シーズンが開幕

　米プロバスケットボール（NBA）の2023-24年シーズンが開幕し、今年のドラフトでスパーズから全体1位指名を受けた身長224センチのビクター・ウェンバンヤマは25日（日本時間26日）、本拠地マーベリックス戦でデビューを果たした。先発出場から23分19秒の出場で15得点、5リバウンド、2アシスト。試合は119-126で敗れたが、攻守に存在感を示した。試合終盤には持ち味を生かし、守備お構いなしのダンクシュート。米ファンから「楽々すぎる」「現実じゃないみたい」といった反響が寄せられている。

　長い腕が伸びた。スパーズ111-112で迎えた第4クォーター（Q）残り4分56秒、相手シュートのリバウンドを拾ったトリ・ジョーンズがセンターライン手前からふわりとロングパス。リング下に走っていたウェンバンヤマは、マキシ・クレバーが伸ばした手をかいくぐってキャッチ。クレバーの体勢が崩れたところで、両手で豪快なダンクシュートを決めた。クレバーにファウルがあったことでアンドワンも獲得。この時点で113-112と逆転に成功し、ウェンバンヤマは呆然とするクレバーを尻目に、熱狂するアリーナのファンに向けて胸を突き出し、吠えた。

　NBA公式Xは「ウェンビーがアンドワン。スパーズがサンアントニオでリード」とつづって動画を公開。米ファンからは「ダンクにジャンプする必要すらないな」「彼は特別な存在になるよ」「この男は現実じゃないみたいだ」「楽々すぎる」「ウェンビー時代へようこそ」「チートコードだ」「凄い」といったコメントが集まっている。