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F1角田裕毅が「勝者」 チーム戦略に応えた米国GPの最速ラップを海外絶賛「傑出したパフォーマンス」

自動車レースのF1第19戦米国GP決勝が22日(日本時間23日)、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。アルファタウリの角田裕毅は最終ラップで自身初となるファステストラップを記録。8位入賞で計5ポイントを獲得した。海外メディアは今レースの「勝者」と「敗者」にそれぞれ注目したうえで、角田を「勝者」と認定。最終ラップのアタックを「素晴らしいドライブ」と称賛している。

アメリカGPに出場した角田裕毅【写真:ロイター】
アメリカGPに出場した角田裕毅【写真:ロイター】

F1米国GP決勝

 自動車レースのF1第19戦米国GP決勝が22日(日本時間23日)、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。アルファタウリの角田裕毅は最終ラップで自身初となるファステストラップを記録。8位入賞で計5ポイントを獲得した。海外メディアは今レースの「勝者」と「敗者」にそれぞれ注目したうえで、角田を「勝者」と認定。最終ラップのアタックを「素晴らしいドライブ」と称賛している。

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 魂の走りは多くのファンの心を揺さぶった。最終ラップで10番手を走行していた角田が、前後の9位、11位との差が開いていたこともあって、チームは最終ラップ直前にピットインを指示。タイヤを履き替え、一発勝負でファステストを狙いに行った。その期待に応えた角田は1分38秒139を記録。同僚のダニエル・リカルドが49周目に残した1分39秒366を上回り、この日のファステストラップをマークした。

 オランダ最大のF1サイト「レーシングニュース365」は「2023年F1アメリカグランプリの勝者と敗者」との見出しでレースを総括。「2023年F1アメリカグランプリは終わるのが遅れたが、勝者と敗者のリストには誰が入るだろうか?」と記したうえで、勝者として「ユウキ・ツノダ」の名前を挙げた。

 本文では「ユウキ・ツノダが素晴らしいドライブを見せ、最終的に8位となった」と称賛。「最終ラップでのファステストラップの試みと合わせて5ポイントを追加し、シーズン全体で一気にアルファタウリの獲得数を2倍にした」とチーム戦略に見事に応えたドライビングの価値を記した。

 記事内では、角田が最終ラップを振り返ったコメントも紹介。「チームが私をボックスに呼んだとき驚いた。なぜなら問題があったのかと思ったからだ。しかしチームはソフトタイヤでファステストラップを目指すと言ってきた。最終ラップでファステストラップを狙うのは初めての経験で、本当に楽しかったしスリル満点だった」と語っていた。

 同メディアは「ツノダはこのパフォーマンスレベルを維持し続けなければならない」と記したうえで、改めて「これは傑出したパフォーマンスであった」と称賛している。なお、角田以外の「勝者」には4位のセルジオ・ペレス、7位のランス・ストロール、10位に繰り上がって初入賞を果たしたローガン・サージェントの名前を挙げ、「敗者」にはマシンの技術規則違反で失格になったルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールを挙げている。

(THE ANSWER編集部)


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