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デットーリ神騎乗の横でまさかのミス 英G1で鞭を落とした2着馬に英メディア注目「影響与えたか?」

競馬の英G1チャンピオンステークス(芝1990メートル、8頭立て)が21日、英アスコット競馬場で行われ、ランフランコ・デットーリ騎手騎乗のキングオブスティール(牡3・ヴェリアン)が優勝。シンガリ一気でゴール前図ったかのように差し切る神騎乗で初コンビの愛馬をG1初優勝にエスコートした。そのすぐそばで、2着馬にまさかの失態が発覚。英専門局の指摘に海外ファンは「結果は変わったかも」「影響はなかった」と意見が分かれている。

キングオブスティールと競り合うヴィアシスティーナ(奥)【写真:ロイター】
キングオブスティールと競り合うヴィアシスティーナ(奥)【写真:ロイター】

英G1チャンピオンSはキングオブスティールがV

 競馬の英G1チャンピオンステークス(芝1990メートル、8頭立て)が21日、英アスコット競馬場で行われ、ランフランコ・デットーリ騎手騎乗のキングオブスティール(牡3・ヴェリアン)が優勝。シンガリ一気でゴール前図ったかのように差し切る神騎乗で初コンビの愛馬をG1初優勝にエスコートした。そのすぐそばで、2着馬にまさかの失態が発覚。英専門局の指摘に海外ファンは「結果は変わったかも」「影響はなかった」と意見が分かれている。

 結果だけ見れば、今季限りでの引退を撤回したばかりのデットーリ騎手に導かれたキングオブスティールの快勝だった。重馬場の影響からか、道中最後方で手応えも悪いまま、最後直線へ。だがそこから鞍上の激しいアクションに応えるとエンジンがかかり、大外から全馬を飲み込んだ。残り50メートルで先頭に立ち、2分8秒42のタイムで豪快な差し切り勝ちを決めた。

 馬の強さもさることながら、デットーリ騎手の立ち回りのうまさと“剛腕”に注目が集まったレース。そんな中、英競馬専門放送局「レーシングTV」公式X(旧ツイッター)は「このことがQIPCOチャンピオンステークスの結果に影響を与えたと思いますか? オイシン・マーフィーはヴィアシスティーナに騎乗し、残り1ハロン以上で鞭を落としてキングオブスティールに交わされ、結果的に2着となった」とつづり、改めてレース映像を公開。よく見ると、最後の直線で一旦抜け出したヴィアシスティーナのマーフィー騎手は残り300メートル付近でムチを落としてしまい、最後はノーステッキで追い通していた。

 これには海外の競馬ファンの意見は二分。「もちろん、鞭で打たれたら馬はどうなるか、観に行けばわかるよ。ノー(結果に影響しない)と言うのは競馬について知らない人だね」「イエス。(鞭があれば)勝利に貢献しただろう…私はそれを確信している。それですべてが変わっただろうね」「Oh No! これを見てもっとアンラッキーな気持ちになったよ」と影響があったという声が上がった。

 一方で「いや、キングオブスティールは巨大だから加速に時間がかかるんだ。フランキー(デットーリ)は最後の数百ヤード、鞭を使わなかった」「公平に言っても、フランキーも鞭をほとんど使っていなかったので、この場合は影響はなかったと思う」など、入線順には影響がなかったという反響も寄せられている。

 日本でも6月のG1宝塚記念でジャスティンパレスの鮫島克駿騎手が直線に入ったところで鞭を落としながらもイクイノックスの3着に入ったことで話題を集めていた。

(THE ANSWER編集部)

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