イ・ボミは日本ツアーを引退

　女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第2日が20日、兵庫・マスターズGC（6495ヤード、パー72）で行われた。この試合で日本ツアー引退を表明していたイ・ボミは通算11オーバーの暫定99位で予選落ち。一時代を築いた35歳が別れを告げた。ラウンド後には引退セレモニーが行われ、選手や関係者が涙ながらに労った。柏原明日架が贈った花束には、ささやかな心遣いがあった。

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　引退セレモニーではお揃いのピンクのTシャツを着た選手たちが集まり、ボミへ花束を贈った。最後は全員で記念撮影。ボミは最後に「みんなは明日も試合があるのに……ありがとうございました！」などと語っていた。

　柏原からボミへ贈られた花束には、メッセージがつけられていた。ひらがなが読めるボミに、直接思いが伝わるように思いを込めたのか、74文字の日本語は名前以外全てがひらがなだった。

「げんえきせいかつ、ほんとうにおつかれさま。たくさんたくさんなかよくしてくれてありがとう。これからのボミのじんせいがもっともっと、かがやきますように！」

　ボミと優勝争いを繰り広げてきた上田桃子も、花束にメッセージで思いを記した。「13年間おつかれさま。いつもニコニコしていて可愛かったし、皆がボミのこと大好きだったよ！　本当にたくさん練習頑張って来たからこれからは（夫の）イ・ワン氏とHAPPY LIFEを大切に　momokoオンニ」。ファンだけでなく、ともに戦った選手たちからも愛された証明だった。